あんトーストやひつまぶしなど、おいしいものがいっぱいの「名古屋めし」。現地に行って食べるのはなかなかできなくても、東京でも楽しめます。おすすめのお店をフォトグラファーで、セレクトショップ「ミゴラボ」店主の石黒美穂子さんから教えていただきました。
昨年からタイミングを逃し、実家のある名古屋に帰省できないまま秋を迎えてしまったという石黒さん。名古屋恋しい気分になっているところひらめいたといいます。
「久しぶりに娘と出掛け、ランチをどこで食べようか?と検索していたら、何と銀座に名古屋名物みそかつ『矢場とん』があるではありませんか!名古屋めしの好きな娘とウキウキと向かいました」
『矢場とん』は 創業70年以上の歴史を誇るみそかつのお店。上質な豚肉を使用し、こだわりの調理方法で仕上げる「みそかつ」は、名古屋で広く愛されています。都内には銀座店のほか、東京駅グランルーフ店などいくつかの支店があり、石黒さんが向かったのは、銀座1丁目近くの昭和通り沿いある矢場とん東京銀座店。
「アイコンである『横綱ぶた』の看板が見えると気持ちは一気に名古屋に飛んでいきます。バラエティーに富んだメニューの中から娘は人気の〈極上リブ鉄板とんかつ御膳 〉 、私は 名物〈わらじとんかつ御膳 〉 をオーダーしました。 〈極上リブ鉄板とんかつ御膳 〉 は焼きたてステーキのような豪快な音と共に運ばれてきて、目の前で味噌を掛けてもらいます」
「香ばしい味噌がたっぷりと掛かった厚切りのとんかつと鉄板で蒸されたキャベツの美味しさは格別」と石黒さん。〈わらじとんかつ御膳 〉 はみそとソースの半々にして、シンプルなとんかつを味わったそうです。
「トッピングメニューもあり、同じく名古屋めしの代表格・ひつまぶしのようにネギを足すだけで別物になる裏技を使いながら、しばし故郷の味を満喫出来ました」
弾き飛ぶ味噌が洋服に付かないようにする紙エプロンには矢場とんのキャラクターである横綱ぶたの胴体部分がプリントされていてとってもフォトジェニック。
「是非とも見て欲しいのは2階にある伊勢神宮の御神木です。触れるとパワーが貰えると通う常連さんもいらっしゃるんだとか。銀座で名古屋帰省とお伊勢参りが一緒に楽しめるスポットがあったなんてちょっと嬉しい発見でした」
矢場とん 東京銀座店
住:東京都中央区銀座2-11-2 銀座大作ビル
電: 03-3546-8810
営:11:00〜22:00 (L.O.21:30)