食事でダイエットをするのに欠かせないのが、温かくてヘルシーな汁もの。野菜も動物性たんぱく質もたっぷりとれる具沢山スープなら、食べ応え満点。作り置きもでき、途中で味を変えながら楽しめます。「コロナ太り」が気になる方、ぜひトライしてみませんか?
スープやみそ汁など、温かい汁ものが献立に加わると、なんだかホッとしませんか? からだが温まることはもちろん、お腹も満たされて満足感が得られます。一度にたくさん作り、ストックできるのも助かります。
「食生活でダイエット効果を期待するなら、汁ものは必須といってもいいほど。スープもみそ汁も、野菜やタンパク質を同時に摂れますし、野菜は加熱することでカサが減るので、生や炒めものなどほかの調理法で食べるよりもたくさん食べられます」
そう教えてくれたのはダイエット関連の著書も多い料理家の金丸絵里加さ
ん。クウネル読者に最適なスープとみそ汁のレシピを教わりました。
「具材や味つけは自由自在ですが、便秘を解消して腸内環境を整えてくれる食物繊維を摂り入れるといいですね」
また、野菜を選ぶ際は、その時期の旬のもので、色の濃い緑黄色野菜などをチョイスするとよいそう。
「うまみが加わる食材や調味料を使うのもいいですね。今回なら、キムチやナンプラーなどがそう。これらを使うことで濃い味にしなくても満足感を得られるので健康にもよいですね」
金丸絵里加/かなまるえりか
管理栄養士、料理家。栄養やダイエットなどに造詣が深く、女子栄養大学で講師も務める。『女子のやせ定食』(光文社)など著書多数。
『ku:nel』2020年3月号掲載
料理 金丸絵里加/写真 宗田育子/文 結城歩