スタイリストのchizuさんにスペシャルな私物を見せていただきました。愛用のブーツは、メインテナンスをしながら、美しさを保っていらっしゃいました。
心をこめて、きちんと重ねられた日常の中に「きれい」はある。スタイリストのchizu さんのシューズやハンカチを見せてもらった印象です。 平均5年は履いているというブーツも靴も革がぴかぴか、そこにあるだけで 美しいたたずまい。
「靴はシーズンが終わったら、メインテナンスに出しますね。茶色のウエストンはお店の人が、3年かけて徐々に履き慣らしたら、外反母趾の私の足にもぴったりになるって。本当に3年でものすごく履き心地がよくなったの」。
そんな、ものとの丁寧な付き合い方が、いつもかっこいいchizu さんのおしゃれの土台なんですね。
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ちず
スタイリスト。文化服装学院卒。食回り、インテリアなどのスタイリストとして雑誌や広告で活躍。著書に『私をぐっと素敵に見せ
る大人のおしゃれのひとさじ』(PHP研究所)がある。
『ku:nel』2020年3月号掲載
写真 目黒智子/取材・文 船山直子