【マチュア世代のおしゃれスナップ】「素肌に着ても優しく、心地のいいものは気持ちを上げてくれます」
自分らしさにぶれがないおしゃれ上手なあの人はどんなふうに服を選び、自分のものにしているのか。クリエイティブ・ディレクター久保まゆみさんが最新コーデと共に話してくれました。
ミニマム&シンプルなアイテムが一番。
アイテムはシンプルだけれど、素材の良さは大切にしたい。真珠のようなてりがあるシルクのパジャマスタイルのセットアップにカシミヤフーディを巻いて。
長年ファッションの世界で活躍を続けてきた久保まゆみさんが服選びで大切にしているのは、シンプルでミニマムであること。「時代が素材を変化させても、服に余計なデザインはいらない。ベーシックなアイテムがあればいいのではと思います」
でもシンプルである分、素材にはこだわりたい。「素肌に着ても優しく、心地のいいものは気持ちを上げてくれます。もうものをたくさん持ちたくはないし、素材が良くてベーシックなものを長く着たいと思うんです」
若いころはジュエリーを着けなくてもよかった手元や首元も「今ではパールのネックレスや上質なバッグの輝きを借りています」。シンプルさと華やかさの上品なバランスが久保さんのスタイリングのポイントなのです。
自身がディレクションする〈ROPÉ×Gentle Woman in Love〉のシャツとハーフパンツに〈ピエールマントゥー〉のソックスと〈ジルサンダー〉の靴を。
柔らかい起毛のコートとハーフパンツは今年デビューした〈IKORRE PARIS〉。〈マルジェラ〉のTシャツに、バッグは〈ザロウ〉。〈プラダ〉のパンプスで。
PROFILE
久保まゆみ/くぼ・まゆみ
クリエイティブ・ディレクター 63歳
〈A.P.C.〉の初代プレス、編集者を経て、ファッションブランドのPR、ブランディングに携わる。運営するプライベートサロンの世界観を反映したコレクションを始動。
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『クウネル』2025年11月号掲載 写真/目黒智子、取材・文/船山直子
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『クウネル』NO.135掲載
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