アーティスト片山優子さんの企画展ファッション【6日間のコーディネート】

〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーで、ボタンジュエリーアーティスト・片山優子さん。2023年3月25日〜4月2日まで、京都のBijuu galleryで企画展を行いました。企画展に来場されるお客さまとのコミュニケーションをもっと楽しむために、毎日変化のあるスタイリングを意識したそう。会期期間のうち6日間の片山さんのコーディネートをここでお披露目します。

企画展のファッションテーマは「フォトジェニック」

片山さんとシャンデリア アーティストKIM SONGHEさんによる企画展「Concert-さあここからときょうがかなでる」。ボタンのジュエリーとオモチャぬいぐるみなど縁起物を使ったシャンデリアが協奏。

京都で9日間の企画展を行いました。普段は全体のバランスと着心地の良さを重視した服装をしていることが多い私です。今回の展覧会では、初めて「みられる」ことを意識して、毎回コーディネートをガラッと変えることにチャレンジしてみました。

お客さまとお会いしたときに、ご一緒に写真を撮りたいと考えて、設けたテーマは【フォトジェニックなスタイリング】。色や柄、全体シルエットのバランスなど「写真映えをするか」ということを大切にしました。こちらが私の6日間のスタイリングです。

コート(Recupero Cotone)、カーディガン(スズキ タカユキ)、パンツ(アメリカ村で購入したアーミーのリメイクパンツ)、スニーカー(アディダス×アレキサンダーワン)、メガネ(グッチ)

ジャケット(40年前に買ったシャネル)、ニット(アンティパスト)、デニム(JWアンダーソン)、スニーカー(アディダス×アレキサンダーワン)、メガネ(セリーヌ)

コート(Recupero Cotone)、ロンT(アバウトボタン)、デニム(ミナ ペルホネン)、スニーカー(メゾン マルジェラ)、メガネ(ドリスヴァンノッテン)

MA-1ジャケット(sacai)、ブラウス(コムデギャルソン)、スカート(コムデギャルソンをリメイク)、バッグ(アバウトボタン)、スニーカー(アディダス×アレキサンダーワン)、メガネ(ドリスヴァンノッテン)

コート(ヴィンテージのベッドカバーをコートにリメイク)、Tシャツ(アバウトボタン)、パンツ(ペルーのデザイナーによるセットアップのボトムス)、スニーカー(アディダス×アレキサンダーワン)、メガネ(グッチ)

ジャケット(コムデギャルソンをリメイク)、シャツ(アバウトボタン)、デニム(JWアンダーソン)、スニーカー(アディダス×アレキサンダーワン)、メガネ(シャネル)

雰囲気が変化するように、髪型やメガネも毎日変えました。皆さまから一番お声がけいただいたのは、イタリアのヴィンテージ生地を使ったプロダクトブランド『Recupero Cotone』のコートでしたが、残念ながら今は閉業してしまっているようです。

皆さまにお気に入りの洋服や着こなしを褒められることはやっぱり嬉しいものですね。ファッションの力になりました。

今回の企画展メンバーとの記念写真(左から)企画担当の板垣響紀さん、ahcahcumデザイナーのしんやまさこさん、料理家のアベクミコさん、片山優子、シャンデリアアーティストのKIM SONGHEさん。写真には写っていないですが、ギャラリーBijuu運営の村上恵理さん、皆さまありがとうございました。

会場で片山さんがキャッチ!おしゃれなマチュア世代

自分が意識してみると、企画展に来てくださったお客さまのファッションに対していつもより目がいきました。「それはどこのブランドのもの?」「どうやって毎日のコーディネートを決める?」など、自然とファッションの話でも盛り上がったことが印象的。その日のファッションは「靴」から決めるという、おしゃれな方もいらっしゃいました。

ドリスヴァンノッテンの着こなしが素敵なお客さま(左)と、ジュエリーのお仕事をされているお客さま(右)。

ヴィンテージのブラウスにボタンを刺した作品を素敵に着こなしてくれたお客さま。

一見オールブラックでシンプルですが、気の利いたデザインやこだわりを感じるアイテム選びが素敵でした。

ギャラリーで何回かお顔を合わせ、ボタンが繋いでくれたご縁のお客さま。いつもエネルギッシュです。

小物使いが毎回素敵!毎回雰囲気が異なる着こなしで、幅広いコーディネートを楽しませていただいています。

姫路でギャラリーなどを営むMOKUさん。仲良しで、姉妹と間違われるほど。

このほかにも、たくさんのおしゃれなマダムたちが来てくださりました。お声がけすることができなかった方、ぜひ次回はよろしくお願いいたします。

皆さまのコーディネートを撮らせていただいて大きく気付いたことは、「魅せる」ためのおしゃれがあるということ。人に見られる意識を持つことはとても大切なことで、背筋も伸び、歩き方も変わってくるかもしれません。それが日常になると、自然に立ち居振る舞いが美しくなってくるんだろうと。たくさんの素敵なお客さまを見てそう思いました。

それと「笑顔」も大切ですね。どうしてもカメラを向けるとお澄まししてしまったり、私のお年頃だと笑い皺が気になりますが……それでも笑顔は最大の武器。皆さまの笑っているお顔、とってもチャーミングです!

さて、今回の企画展では全国から幅広い層の方々が足を運んでくださりました。普段の個展では出会うことができないお客さまともお話ししたり、お互いが紹介しあったりすることができたのは、グループ展ならでは。刺激的な9日間でした。

企画展「Concert-さあここからときょうがかなでる」より、カラフルなヴィンテージの樹脂ボタンを使ったジュエリー。

企画展「Concert-さあここからときょうがかなでる」より、白蝶貝ボタンのジュエリー。

会期中の限定イベントでいただいたアベクミコさんのタイ料理。

会期中に見た京都の夜桜。

Information

片山優子個展「繋がる」

東京では2年ぶりとなる個展をヴィンテージボタンショップ『CO-』にて開催。片山さんの在廊は、初日5月10日(水)と5月13日(土)。詳細は、片山さんのInstagramやショップHPで順次公開。

開催期間:2023年5月10日(水)〜20日(土)
開催時間:12:00〜19:00
定休日:日・月・祝日
開催場所:CO-(東京都千代田区東神田1-8-11 森波ビル1F)
https://co-ws.com/

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この記事の
プレミアムメンバー

片山優子

ボタンを用いて、想像を超えるコンテンポラリーアートジュエリーを制作するアーティスト。さまざまな年代と背景のボタンを用い、新たに愛と想いを吹き込むことで力強くも美しい作品を生み出す。CHANEL「ベストサヴォアフェール」にも選ばれた経歴を持ち、国内外でも注目を集めて幅広く活動している。
Instagram:@yuukokatayama

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