在フランス歴20年ジャーナリストが厳選!冬の乾燥に備える最強アイテム5点と冬の香り
パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISの主宰・荻野雅代さんと桜井道子さんおふたりが、毎月交替でフランスから日々の暮らしをご紹介。荻野さんが、乾燥するフランスの冬に備えた愛用品を紹介してくれました。フランスに行く際は、ぜひ参考にしてください。
目 次
あっという間に今年も残すところあと2 ヶ月となりました。年齢を重ねるごとに、時が経つのもどんどん速くなっていく、なんて言いますが、フランスの哲学者ポール・ジャネが唱えた法則(ご興味のある方はぜひ調べてみて下さい)を読むと、なるほどと納得してしまいます。
そんなこんなで、本格的な冬はもうすぐそこ。私の冬支度は、特にスキンケアやヘルスケアに力を入れます。乾燥が激しくなるこれからの季節に備えて先回りしておくと、体調や肌のコンディションをそれなりに保てるような気がします。
1/『Herve Herau』の La Pommade
フェイスクリームは『Herve Herau』の〈La Pommade〉。ラ・ポマードとはフランス語で軟膏のこと。
このブランドはまだ日本ではあまり知られていない気がしますが、私はここ数年リピートしているアイテムで、まさに軟膏という言葉がしっくりくる粘度の高いクリームです。固く重めのテクスチャなのですが、指先で少し温めて顔全体に塗り広げていくと肌が本当にしっとりして、乾燥知らず。
夏の間は、毛穴が気になった時にだけナイトクリームとして使っていますが、今の時期は朝晩毎日欠かさず使っています。お値段は高級ですが、ほんの少量でかなり伸びるので意外と持ちが良いんです。
2/『L'OCCITANE』のシア・ザ・バーム
ハンドクリームは季節に関係なく欠かせないアイテムで、私は『ロクシタン』のカリテバター20%のものを好んで使っています。夏はシトラス系、冬はフローラル系といった感じで香りを変えて楽しみます。さらに、この季節は1 日に塗る頻度も格段と上がるので、自宅でこまめに使うための大きなサイズの〈シア・ザ・バーム〉を揃えます。
3/『Diptyque』のタムダオ
香水は『ディプティック』の〈タムダオ〉のオードトワレに変えます。サンダルウッドとシダーのウッディな香りをつけると、あぁ、冬が来たなぁと感じます。ちなみに、春、夏は『ル ラボ』の〈ローズ31〉を気に入って使っています。
4/『Lysopaïne』&『プラナロム』のアロマフォルス
体調管理のために買い置きするのは『Lysopaïne』というトローチと『Pranarôm』の〈Aromaforce〉というアルマオイル。同行通訳のような仕事のときは特に、いつも以上に話す時間が長いので、気づいた時にリゾパインのトローチをなめて喉を労ります。
プラナロムのアロマフォルスはユーカリがベースのオイルで、大きなボウルに熱湯を注ぎ、そこにオイルを3〜5 滴ほど垂らして思いっきり鼻から息を吸い込みます。このとき、上からバスタオルで頭とボウルを覆い、顔だけ蒸し風呂のような状態にします。少し喉が痛いな、というときにこのイナラシオン(鼻から蒸気を吸引する方法)をすると、効果てきめんで喉の痛みが和らぎ、風邪予防にもなります。
5/『ポレーヌ』のCyme、『Merci × Taion』ダウントート
取材・文/荻野雅代
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トリコロル・パリ
荻野雅代さんと桜井道子さんのユニット。パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISを主宰。最新ニュースやカルチャー、旅行・観光情報をはじめ、さまざまな情報を発信している。初のエッセイ『フランスの小さくて温かな暮らし365日~大切なことに気づかせてくれる日々のヒント』(自由国民社)は6万5000部のヒットに。
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