【広瀬裕子さん、57歳からのシルバーヘア計画7】大人のまとめ髪はさりげなさが肝心です
エッセイストの広瀬裕子さんは57歳になり、ヘアカラーをやめ、シルバーヘアにしてみようと思ったそう。その過程をクウネル・サロンで寄稿してくださいます。シルバーヘアへの移行期もそろそろ10カ月。今回はメイクもシルバーヘア仕様にバージョンアップに続き、第7回目です。
信頼できるヘアサロンが「移行期」の励みに
サロンに行くと最近は揃える程のカットをしていただく。髪の毛を伸ばしはじめると、どうしてもそうなってしまうけれど、それでも定期的にサロンに通うのは、伸ばしかけの髪でも快適に過ごせるようアレンジを教えていただけるからだ。
気づいたら「シルバーヘア移行期の工夫」と「伸ばしかけの工夫」と2つの課題を抱えていた。でも、その過程さえ楽しいのは、やはり担当の方がいてくださってのことだと思う。人との出会いは大切と言うけれど、ヘアサロンとの出合いもとても大切だ。
大人のアップスタイルは「さりげなく」が素敵
髪が長くなってきたら、やってみたいアレンジがあった。さりげなくアップする、というもの。わたしの髪は元々まっすぐで「さりげなく」がなかなか叶わない。それが年齢とともに髪が細くなってきたのと、ワンカールをするようになり、イメージに近いアップができるようになった。長さ的にはもう少し長い方がやりやすいけれど、気にせず、先日、アップの仕方を教えていただいた。
教わりながら感じたのは、ピンの形状とさし方でできあがりの感じが変わること。そういったことはやはりプロに聞くのが1番ですね。あとは練習。そう。「練習は必要です」というアドバイスをいただき、素直に頷いた。
あとは三面鏡もあるといい。家には三面鏡がないけれど、やはり自分でアップにする時はあったほうがやりやすい。お持ちの方は、ぜひ、活用してください。
アップすることで「ニュアンスが増します」
アップができるようになると、中途半端な髪の色も、長さも、なんとなくまとまって見える気がする。ポジティブにいってしまうと「ニュアンスが増す」とまで思えてくる。実際、選択肢が増えるのがうれしい。シルバーヘアにする時に、先に1度思い切ってばっさりカットする方法の他にも、ある程度、伸ばしてアップで過ごし希望の長さになったらカットするということもできるようになる。
これから暑くなる季節──。結んだり、アップにすれば、首元は涼しい。この夏は、浴衣にシルバーヘアのアップ、下駄をはいて町を歩く、という景色をたのしみたい。「たのしみがある」というのは、シルバーヘア移行期にも、人生にも、大切ですね。
ヘアカット・撮影/薫森正義
ヘアアレンジレクチャー/秋田由依
Rougy
広瀬裕子/ひろせゆうこ
エッセイスト、設計事務所共同代表。執筆のかたわら、50歳から空間設計の仕事をはじめ、現在は設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどのディレクション、フードアドバイス等にも携わる。著書に『55歳 おとなのまん中』(PHP研究所)など多数。Instagram:@yukohirose19
これまでの「57歳からのシルバーヘア計画」
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広瀬裕子
執筆のかたわら、50歳から空間設計の仕事をはじめ、現在は設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどのディレクション、フードアドバイス等にも携わる。著書に『55歳 おとなのまん中』(PHP研究所)など多数。
Instagram:@yukohirose19