ウィッグ愛用者の母を見て
「いつか私も」と思っていましたが、まさか今とは!?
ファッションデザイナーとして活躍されていた植村 陽さん。今回の取材依頼を受けた際の気持ちをうかがうと、「ヘアカラーの卒業から白髪への移行期にウィッグを使っている義母の姿を見ていたので、『いつか私もウィッグをつけるのかも』と漠然と思っていました。まさかこのタイミングで機会をいただけるとは。最初は戸惑ったものの、何か発見があるかもしれないと、喜んでお引き受けすることにしました」
さぁショップへ。
ウィッグの種類がこんなにも!
東京・表参道の交差点の程近くに、アートネイチャーのウィッグショップ『ジュリア・オージェ』があります。「行きつけのヘアサロンもあり、この辺りはショッピングなどでもよく足を運んでいます。『ジュリア・オージェ』は初めて訪れるのでワクワクします」
お店に足を踏み入れた瞬間に広がるウィッグ・ワールド。スタッフの方が丁寧に対応をしてくれます。
「義母が、以前愛用していたので、ウィッグは身近な存在でした。でも、既製品のものでもこれだけの種類があるとは…驚くばかりです」と、店内にディスプレイされたウィッグを楽しそうに見つめ、手に取る植村さん。「いくつか試着してもいいですか?」と、好奇心のスイッチが入ります。
Try!①
繊細なベージュ系メッシュの
ショート・オールウィッグ
植村さんがお店に入ってすぐに目に留まったのが、ベージュ系のメッシュが入ったショートスタイルのオールウィッグでした。「ベージュを基調としたカラーがランダムに入っている繊細な色合いに、思わず手が伸びました」。試着をしてみると「実際につけてみると、自分が思っていた印象と違って…あまりしっくりきませんでした。お洋服の試着と一緒で、つけてみないと分からないものなんですね。おかげで他のウィッグも試着したいという気持ちが湧いてきました」
Try!②
レッドカラーが印象的な
ショート・オールウィッグ
ふたつめは、最初のウィッグと形は似ているものの、レッド系のカラーが華やかなショートのオールウィッグを試着。「つけるだけで顔映りが良くなったようで気分も上がります」と。「義母の使い方の印象も影響してか、ウィッグは白髪を隠すものというような、おしゃれとは違う方向性だと思っていました。でも、試着するとまったく違う! この色のウィッグならどんな色の服が合うかしら?って、おしゃれしたくなるんです。こんな気持ちになるなんて、想像もしていませんでした」。つけるほどに、植村さんの中のウィッグの扉が開かれていきます。
Try!③
大人のゴールド、ハイトーンカラーの
ショート・オールウィッグ
「金髪のウィッグ!! と、一見したときは思わず後ずさりをしてしまいましたが、つけてみたら楽しくて、楽しくて。すっかり変身です」と、ウィッグに夢中な様子の植村さん。「今まで試着した3タイプのウィッグすべてに言えるのですが、頭がやさしく包み込まれ、格別のフィット感がある。しかも軽い! 帽子をかぶっているときのような違和感がない! 学生時代に遊びで一度だけウィッグをつけたことを思い出しました。あのときの感触とはまったくの別物。ウィッグはこんなにも進化しているんですね」
Try!④
学生時代にタイムスリップ!
ロング・オールウィッグ
ボブのウィッグを試してみようかなと思っていたとき、お店のスタッフからお薦めされたロングヘアのオールウィッグ。「気分も乗ってつけてみました。ロングヘアはボリュームたっぷり。この自然なツヤも上質なウィッグの証しですね」
Try!⑤
ときめきNo.1の部分ウィッグ
最後の試着は前髪もつくれる部分ウィッグ。オールウィッグとは違った魅力に気づいたという植村さん。「変身というより、自分の髪をバージョンアップするのが部分ウィッグなのかしらと思いました。今日試着した中では一番のお気に入りで、ときめきNo.1のウィッグです!」。スタイルもナチュラルで、自毛の髪色とも違和感のない仕上がりに「ずっとつけていたい」と、本音がこぼれます。
ウィッグは
ファッションアイテムのひとつです。
『ジュリア・オージェ』でのウィッグの試着を満喫した植村さんに、最後に質問を。ウィッグの印象って変わりました? 「はい、まったく変わりました。帽子、シャツ、バッグや靴と同じように、ウィッグはファッションアイテムのひとつですよね。それを身に着けることでおしゃれにもなるし、気分も変わる。洋服をコーディネートするように『今日はこのウィッグ』という感覚で、ウィッグを楽しめたら…。そんなシーンまで浮かぶほど、ウィッグの試着は刺激的で楽しい時間でした。いつかは…ではなくて、気になったらウィッグのはじめ時かもしれませんね。案ずるよりも試着です!」
アートネイチャーの既製品ウィッグを数多く取り揃えた『ジュリア・オージェ』ショップは全国にあります。ウィッグを購入された方には嬉しいアフターサービスも。詳しくはホームページをチェック。
PROFILE
植村 陽
1959年東京生まれ。アパレルメーカーのファッションデザイナーとして活躍。シルバーヘアへの移行に迷っているなか、今回のウィッグ体験は貴重な時間となったそう。
CREDIT
撮影(静止画) 玉井俊之/取材・文 河田実紀/メイク 伏屋陽子(ESPER)/監修 原 千香子/撮影(動画):三栖かおる、阿部敬弘、小崎秀司、滝 梓