クウネル世代の女性たちは今、どのように過ごし、何を大切にしているのでしょう。暮らしを楽しむ方々の 人生を豊かに整えるものを、自撮り写真と共にお届けします。「アイテムではなくワンちゃんなんです」と、少し申し訳なさそうに話してくれた花田さん。日本での新生活を共に過ごす、新しい家族との豊かな時間は、心の変化をもたらしたよう。花田美恵子さんにカイくんとの日常をうかがいます。
昨年の12月、花田さんはハワイから日本への帰国を決めました。「昨年、13年飼っていたチワワを亡くし、あまりにも悲しいお別れでした。ただワンちゃんのいない毎日も寂しく、でも、『いなくなって寂しいからすぐ次の子』となると、前の子への愛情が冷めたように思われたら申し訳ないという気持ちもありました。でも、犬好きの夫の思いを尊重することを口実に、帰国した際、『良い子がいたら』と知り合いにお願いし、連絡をもらったのが2月中旬。親離れのタイミングを待ち2月29日に、カイくんが我が家に」
家族三人での新生活がスタートし、 花田さんに大きな変化が訪れます。「今までどんなときも、誰に対しても『ちゃんとしないといけない!』と、子供にも素をさらけ出すことはありませんでした。それが丸くなったのか、 子育てが一段落してほっとしたのか、カイくんには嫌がられるくらい『大好き』を伝えられる。素直に自分の気持ちを出せるようになりました」
花田美恵子/はなだみえこ
ヨガインストラクター
ハワイから日本に居を移し、夫と共に新生活をスタート。ヨガインストラクターとしても活躍の場を広げている
『ku:nel』2020年9月号掲載
写真 花田美恵子/ 取材・文 河田実紀