クウネル世代の女性たちは今、どのように過ごし、何を大切にしているのでしょう。暮らしを楽しむ方々の 人生を豊かに整えるものを、自撮り写真と共にお届けします。日々、小さな幸せを感じる瞬間は人によりさまざまですが、 粕谷斗紀さんはベッドに足を入れたそのとき、毎夜訪れます。粕谷斗紀さんのこだわりのベッドリネンについて伺いました。
一日の終わり、ピーンと張ったシーツとシーツの間にすべり込み、目を閉じた瞬間、粕谷さんは幸せを感じ眠りに落ちます。美しく整ったベッドリネンは存外気持ちよく、豊かな気持ちになるのだとか。
「我が家のベッドはホテルスタイル。ゴムの入ったボックスシーツをピンピンに引っ張って装着し、その上にまたフラットのシーツをこれもピンピンに引っ張って巻き込む形が基本形。夫がこのスタイルを愛し、大雑把な私に代わり、毎朝丁寧に整えてくれています」。
シーツはリネン製。夏はもちろん冬も快適。「繊維の中にある空洞に暖気が入ると、温かさをキープする特性がリネンにはあるんです」 1日の1/3に充たる睡眠。心地よい状態に整えたいものです。
粕谷斗紀/かすやとき
fog linen work プレス
普段使いのリネンを提案する「フォグリネンワーク」にてプレスとして勤務。夫、長男、長女との4人家族。
http://www.foglinenwork.com
『ku:nel』2020年9月号掲載
写真 粕谷斗紀 / 取材・文 鈴木麻子