弱さや浅さもその人を支えている。作家・安達茉莉子さんが大切にしている、心が軽くなるフレーズ
読んだり、聞いたときに、何かの気づきがあり、視点を変えてみるきっかけになった言葉。そして、その後の生き方の指針となった言葉。それぞれの人の人生に伴走する、大切にしている言葉を聞きました。
シリアスになりがちな自分を引き戻してくれる存在
10年前ごろ、ZINE(自主製作冊子)を作り文筆活動を始めた時期に、知り合いの本屋さんの勧めで読みました。
軽やかにちょっと笑ってひらりとかわすような人にすごく憧れるので、私の座右の銘は「浅薄」なんです。浅いと言うと考えてないとか真剣じゃないとか、ろくでもないとされがちですが、むしろ弱さとか浅さのような一見ネガティブに見えるものが、その人を支えてるということに感動しました。
「浅さで生きていける」は真義。読んだときに、過去の自分の経験がたくさん蘇ってきて、あれは私の長い旅だったんだなと。大切な言葉が他にもいっぱいあるこの本自体が、シリアスになりがちな自分を引き戻してくれる歯止め、「ここに戻ってくればいいんだ」という存在です。
PROFILE
安達茉莉子 /あだち・まりこ
作家 41歳
言葉と絵で表現する作家。大学卒業後、政府機関での勤務、限界集落での生活、英国大学院留学などを経て作家に。『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)ほか著書多数。Instagram:@andmariobooks
『クウネル』2026年7月号掲載
写真/目黒智子、取材・文/黒澤弥生
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『クウネル』NO.139掲載
これからを生きるための「言葉の力」。
- 発売日 : 2026年5月20日
- 価格 : 1,080円 (税込)