ミラノの美しいインテリア。古いアパルトマンをリノベした家はキッチンが中心にーヴェルヌ華子さん【住まいと暮らしvol.81】

ヴェルヌ華子さん リビング

部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回の臼井千恵さんのバトンを受けてご登場いただくのは、プラントベース・ウェルネスコーチのヴェルヌ華子さん。

華子さんの暮らしのルール

1. 食の営みを家族で楽しむ
2. 香りでムードを作る
3. ノイズは少なく、インスピレーションは多く

ヴェルヌ華子さん プロフィール

『CHANEL』でマーケティング&マーチャンダイジングマネージャーとして10年以上活躍し、東京、パリ、香港など世界を舞台にキャリアを築いてきた華子さん。ミラノに暮らして3年になるそう。

「リビングはもともと小さな部屋が3つあったのですが、光が入る開放感のあるリビングにしたくて、すべての壁を取り壊してオープンスペースに。天井の装飾やフローリングはそのまま、モダンとアンティークが融合する雰囲気を意識しました」

ヴェルヌ華子さん リビングルーム

1800年代に建てられた古いアパルトマンを購入し、リノベーションしたそう。

ヴェルヌ華子さん 観葉植物

観葉植物が好きだという華子さん。「切り花や枝など、空間にボリュームと動きが出るように飾っています」

家具にアクセントになるような色や形を取り入れ、自分たちらしい個性のある空間が気に入っているといいます。

「収納スペースを廊下やリビングにたくさん作ったことで、見たくないものやノイズになるようなものは視界に入らないようにしています。逆にファッションやアートの美しい本、植物、オブジェや絵、ガストロノミーの写真集などはすぐに目に入り、手に取れる場所に置いて、日々クリエイティビティがあふれる空間作りを心がけています」

ヴェルヌ華子さん 廊下の収納

収納スペースをたっぷり取った廊下。

現在はプラントベース(植物性の料理)のウェルネスコーチとして、心と身体、地球にもやさしい暮らしを送る華子さん。

「仕事や育児で忙しく、慢性的な疲れやストレス、体調不良に悩んでいたときに、パリのレストランでプラントベースの食事に出合いました。驚くほどおいしいのに食後は軽やか。感動してプラントベースの食習慣にシフトしたところ、長年抱えていた体調の悩みが改善しました。

食は人生の中心にあるもの。食べるものを考える、買いに行く、作る、季節の手仕事をする、食べる、もてなすなど、食の営みを家族で楽しめるように、キッチンダイニングが家の中心となり、みんなが集まる場所にしていきたいですね」

ヴェルヌ華子さん キッチンスペース

一番こだわったというキッチンは、作る人と食べる人が一緒にいられるよう、アイランドのオープンキッチンに。「家族で毎週土曜にファーマーズマーケットに行き、大量に買ってきた野菜を家族みんなで下ごしらえします。週末は人を呼んで、プラントベースの料理でおもてなしをすることが多いです」

ヴェルヌ華子さん キッチン

忙しい経営者として、マインドフルネスを意識しているそう。「最近は10時と15時の抹茶タイムが、大好きな時間。ゆっくりとお茶を立てることで気持ちも落ち着きます。何より抹茶は、3〜6時間ほどフォーカスがUPしたり、抗酸化作用も高く、うれしいことばかり」

ヴェルヌ華子さん オーブン

IHは5口、スチームオーブンとオーブン、グリルが一体になった「Falcon」のキッチンがこだわり。「ホールフードの野菜がたっぷりの食習慣は、効率的に野菜の下ごしらえができることが必須。煮込み料理を作りながら、オーブンで根菜をローストして、その間にスチームオーブンでブロッコリーを蒸す。週末にたくさんの野菜の下ごしらえをすることで、忙しい平日を落ち着いた気持ちで過ごせます」

ヴェルヌ華子さん フルーツとナッツ

ヘルシーなライフスタイルは環境づくりから。キッチンダイニングの環境はとても大事だとか。「もっと食習慣に取り入れていきたいものを、見えて、すぐ手に取れるところに置きます。フルーツバスケットやナッツの器は常に補充。私も子どもたちも、おやつに果物などプラントベースのホールフードを積極的に自然に取り入れています」

ヴェルヌ華子さん キッチンの本棚

レシピ開発もする華子さん。インスピレーションの源になる、フレンチやイタリアンのガストロのミーの本はキッチン周りに置いて。「夫婦でかなりのグルメ。ミシュランレストランなども頻繁に行くので、ファインダイニングのシェフの哲学本なども多く、思い出の詰まった本棚です」

ヴェルヌ華子さん リビング

お気に入りの飲み終わったボトルも棚に飾って。「夫のルイは、地下のワインセラーに500本ほどワインをコレクションするほどのワイン好き。私たちの好きであふれるディスプレイです」

ヴェルヌ華子さん お気に入りの絵

親友のパリのアーティストが描いてくれたという作品。

ヴェルヌ華子さん 香りアイテム

香りがついたクリスタル。オフィスには集中できる香りや表現力を上げる香り、リビングやお風呂にはリラックスできる香り、マスターベッドルームには眠りを深める香りなど、家の所々に香りを散りばめて。

ヴェルヌ華子さん オフィススペース

華子さんのオフィススペース。「電動のスタンディングデスクで、仕事している時にも座りっぱなしにならないようにしています」

ヴェルヌ華子さん ベッドルーム

ベッドルーム。鏡の裏は2つ目のバスルームになっているそう。

ヴェルヌ華子さん 眠りアイテム

ベッドサイドにもお気に入りの香りを置いて。

ヴェルヌ華子さん 洗面台

海外では風呂とシャワーが別なことが多いなか、日本式の風呂にこだわり。「イタリアの大理石とセージグリーン、アンティークゴールドの組み合わせで、少し艶っぽい大人の雰囲気かつリラックスできる空間に」

ヴェルヌ華子さん バスルーム

「キャンドルを炊いてクレイパックをしながら、エッセンシャルオイルを入れたお風呂につかるのが、1日で一番好きな時間です」

ヴェルヌ華子さん 子供部屋

子ども部屋。「子どもっぽくなりすぎず、遊び心も取り入れたくて、天井を空、電気を雲にしました。かなり広くすることで、部屋で遊んでリビングにはおもちゃは持ち込まないルールに。それによって、リビングが常にノイズが少なく快適です」

profile

ヴェルヌ華子/ヴェルヌはなこ
ミラノ在住。フランス人の夫と息子と娘の4人家族。25歳で渡仏し、CHANELパリ本社ファッション本部に勤めた後、時計宝飾部のマーチャンダイジング部門の立ち上げを行う。2022年に家族でミラノに移住を機に、米国のヘルスコーチ資格を取得。プラントベース・ウェルネスコーチとしてPlantful Journeyを起業。食習慣から人生が変わると話題の3ヶ月のウェルネスプログラムを主宰し、受講生は300名を超える。世界最高峰の名門調理学校ル・コルドン・ブルー・パリでプラントベース学科を日本人として初めて卒業し、プラントベース料理のワークショップやケータリング、イベント、企業向け研修やレシピ開発も行っている。

https://www.plantful-journey.com/
Youtube:https://www.youtube.com/c/PLANTFULJOURNEY
Instagram @hanako_plantful_journey
@plantful_journey

華子さんがバトンを渡すのは、社会起業家の深本南さん。「社会起業家の大先輩として尊敬しています。周りにはいつも人が集まり、新しく面白いことが起きている、そんなムーブメントを起こしている人。どんな状況でも優しさとユーモアに溢れ、話すたびに前向きになれます。彼女のサステナブルなこだわりが詰まった住まいを拝見するのが楽しみです」と華子さん。深本さんの暮らしは、3月下旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。

SHARE

IDメンバー募集中

登録していただくと、登録者のみに届くメールマガジン、メンバーだけが応募できるプレゼントなどスペシャルな特典があります。
奮ってご登録ください。

IDメンバー登録 (無料)