【今年は行きたい伊勢の旅vol.3】地元の方おすすめ。歴史的建造物を客室にした古くて新しいホテルや、伊勢志摩イチの絶景
全国の神社の中心として、古くから人々に敬われてきた伊勢神宮。そんな特別な神域を身近に感じられる伊勢では、豊かな自然と継承され続ける文化に触れたい。
「いつか行ってみたい」「再び訪れたい」と思っている方、2026年の旅に伊勢はぜひいかがでしょう?おすすめの「立ち寄り」スポットを、伊勢市を拠点に製作・販売をしているヤシマ真珠(yashima-pearl.com)のデザイナー・山本真木さんに教えていただきました。
ISE SHIMA MAP
三重県中東部に位置する伊勢志摩エリアは国立公園の中にある場所。
観光目的では「伊勢志摩」と一括りにされることが多いが、意外と離れているので、今回は神宮を擁する伊勢市にフォーカス。伊勢市は電車では名古屋、京都、大阪難波から特急で約1時間30分から2時間。
市内での移動は公共交通機関よりも車が便利。観光タクシーもあるが、神宮の早朝参拝や遠隔地への移動にはレンタカーがおすすめ。ヴィソンや瀧原宮へも車が便利。
もし友達が「伊勢」に行きたいと言ったらどこに案内しますか?
実際に神宮を案内する機会が多いですが、特に友人には五感で楽しめるような参拝を中心の旅をイメージして、案内したい場所を選びました。
まず、起点となるホテルは4月にオープンした『NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町』。この河崎エリアは伊勢市駅からも近いし、少し頑張れば外宮まで歩ける便利な立地。『虎丸』(P53)は同じエリアだし、『つむぐ』(P53)も徒歩圏内。『伊勢春慶デザイン工房』も近いです。床材は真新しい尾鷲檜なので、その香りにも癒やされます。実際に宿泊した友人も「神宮参拝した清々しい気分をそのまま継続して、1日中快適に過ごせた」と喜んでいました。
友達にだけこっそり教えたいのが『denchi』。「お店をアート活動と捉えている」という店主の心意気が、店内にあるものすべてに感じられます。
少し離れますが、足を延ばしてほしいのが『D&DEPARTMENT MIE by VISON』。地元で長年愛されてきた素朴でセンスのいい商品が充実しています。アトリエ ヴィソンも必見。
時間があれば『横山展望台』へ。日本有数の英虞湾のリアス海岸の美しさは、ぜひ見てほしい絶景です。
spot1/NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町
『NIPPONIA HOTEL 伊勢河崎 商人町』(フロント棟は伊勢市河崎2-14-18)は、伊勢市駅からも近く、人気の食事処が集中する河崎エリアに位置する分散型ホテル。商家などを改装した部屋の多くが一棟貸し。「ホテルならではの清潔感と快適さがあり、かつての風情も残っています」
spot2/伊勢春慶デザイン工房
「高級品ではなく日常使いの漆器で、木目を生かしているのが伊勢春慶の特徴です」。
江戸時代から続き昭和30年代に途絶えていた伊勢春慶が復活されたが、その製造拠点が『伊勢春慶デザイン工房』(伊勢市河崎2-25-29)。工房の一角では展示品の購入も可能。写真の商品は1,650円~17,160円。
spot3/横山展望台
『横山展望台』(志摩市阿児町鵜方875-20)は「伊勢市内からすごく離れているけれど行く価値がある、伊勢志摩いちばんの絶景。英虞湾に点在する60もの小島とリアス式海岸、折重なるように突き出た半島を、高い所から一望できる。景色のいいところはたくさんあるけれど、他にはない魅力があります」
spot4/D&DEPARTMENT MIE by VISON
『D&DEPARTMENT MIE by VISON』(多気郡多気町ヴィソン672番1 サンセバスチャン通り6)。伊勢木綿や伊賀焼などの三重県のロングライフな生活道具や食材を紹介している。
「生かつお節や湯の花せんべいなどは、おみやげにも最適です」
お話を伺った方
山本真木/やまもと・まき
ヤシマ真珠 デザイナー
外宮のまがたま池でトンボ採りやスケートをしていたという小学生時代から、伊勢市在住。8年後に迎える式年遷宮が、自身では4回目となる。伊勢市を拠点に製作・販売をしているヤシマ真珠(yashima-pearl.com)のデザイナー。
『クウネル』2025年9月号掲載 写真/中川正子、取材・文/黒澤弥生
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