魅力に満ちた札幌・小樽でどこに行く?ブランディングディレクター福田春美さんのおすすめ【大人のニッポン観光】

六花亭札幌本店

新しいものを受け入れ育む北海道の中心地札幌と、歴史情緒あふれる港町小樽。見どころをあげ出したらキリがないほど、どちらの地も多彩な魅力に満ちています。札幌市出身で、ライフスタイルストア、企業などのブランディングを行う福田春美さんにおすすめを教えていただきました。

もし友達が「札幌・小樽」に行きたいと言ったらどこをお薦めしますか?

「友達にお薦めするなら?」というテーマで札幌・小樽について伺ったのは、札幌出身のブランディングディレクター福田春美さん。ライフスタイルストアや企業のブランディングを行い、北海道の『お茶の土倉』の「土熊」などを手がける福田さんが選んだスポットとは?(札幌案内前編はこちら)

福田春美さん
福田春美さん(以下、福田)

札幌は大都会です。東京の文化も入ってきているものの、独特な地元愛も感じます。小樽は最近、急激に変わり続けている印象がありますが、『三角市場』や『かま栄』のように昔の港町ならではの良さは残ってほしいなと思います。

大事な友達や海外の方など北海道に来られたら時間が合えばお連れしますし、希望を聞いてルートを提案したり、レストランリストを送ったり。「ここに行ったらこれを買って移動中の車で食べてね」など、おせっかいかしら。

spot1/かま栄工場直売店

札幌のデパ地下でもおなじみの小樽発祥のかまぼこ屋『かま栄工場直売店』。一番人気のひら天をはじめ、「ここでは揚げたてをいただけるので、小樽をご案内するときは必ず最後に寄ります」。イートインスペースがあり、ここだけの限定商品もその場ですぐに食べられる。

かま栄工場直売所

住:小樽市堺町3-7

spot2/六花亭 札幌本店

全国にファンの多いこちらを福田さんは「北海道の真心」と一言。マルセイバターサンドをイメージしてアイスにしたマルセイアイスサンドは、札幌では『六花亭 札幌本店』のみで購入可能。「礼を尽くされた素晴らしい会社。スタッフの方のホスピタリティにも感動します」。

六花亭札幌本店

住:札幌市中央区北4条西6丁目3-3

spot3/北海道神宮

「実家の近所で幼少期からご縁がありますが、隅々まで整備、清掃が行き届いているので、散歩するだけでも清々しく、気持ちの良い場所です。リスに出会えることも?」。札幌はもちろん、道内全体を守護する総鎮守の『北海道神宮』。その静謐さと荘厳さには心が洗われる気分に。

北海道神宮

住:札幌市中央区宮ヶ丘474

spot4/小樽三角市場

JR小樽駅を出て左へ、小さな階段を上った先にある『小樽三角市場』は、小さな市場でありながら、全長200mの細い坂道の両脇に、魚介類や野菜が所狭しと並び、活気があふれる。「小樽という街の息遣いが感じられる地元の市場。ワイワイとした雰囲気も気分が高揚します」。

住:小樽市稲穂3-10-16

福田春美さん
福田

北海道は開拓の地なので、歴史が深くありません。一方でフロンティア精神が根付き、新しいものを受け入れる力や土壌がある。これからも地元愛を大切に北海道の良さを掘り起こしていきたいですね。

SAPPORO&OTARU MAP

札幌小樽マップ

羽田空港から新千歳空港まで飛行機で約1時間30分。空港でレンタカーを借りて高速道路を使えば約50分で札幌市内へ。電車(快速エアポート)なら約40分で札幌駅に。札幌市内の移動は地下鉄や路面電車、バスなどが便利。

羽田空港から新千歳空港まで飛行機で約1時間30分。空港でレンタカーを借りて高速道路を使えば約50分で札幌市内へ。電車(快速エアポート)なら約40分で札幌駅に。札幌市内の移動は地下鉄や路面電車、バスなどが便利。

お話を伺った方

福田春美さん

福田春美/ふくだ・はるみ

ブランディングディレクター

ライフスタイルストア、企業などのブランディングを行う。著書に『ずぼらとこまめ』。北海道の『お茶の土倉』の「土熊」、京都のホテル『moksa』などを手掛ける。8月オープンの兜町『可視化飯店』のプロジェクトに参加。

写真 伊藤徹也、坂井亨輔 GAZE fotographica
取材・文 遊馬里江、河田実紀

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