大人も子どもも心地がいい、ものを持ちすぎない暮らしー「SWELLCOVE」ディレクター中川珠里さん 【住まいと暮らしvol.74】

中川さんの暮らしのルール
1)ものを持ちすぎない
2)肌に触れるもの、身体に取り入れるものはこだわる
3)広く大きな心を持つ

アパレルを経て、自身のベビーブランド「SWELLCOVE」を手がける中川さん。結婚を機に、神奈川県・茅ヶ崎に移住したそう。
「家づくりで妥協しなかったのは、5m以上あるリビングの天井。壁には大きな窓が一面にあり、開放感があるところがとても気に入っています。家具・家電も大きいので、インテリアはシンプルに。その代わりに、大好きな食器や植物で満たすようにしています」

天井が高く、朝と夕方に日差しが入り込むリビング。「常に明るいリビングは、気持ちがいい場所です」

キッチンのパントリーは、木とステンレスのキッチン道具を並べるのが、スタイリッシュで好きなのだとか。
白を基調とした清潔感のある空間。無駄のない暮らしやすさを重視しているそう。
「インテリアには理想がたくさんありますが、自由な子ども2人との暮らしには限界も。そんななかで、自分も子どももストレスなく、心地よく過ごせる空間作りを意識しました。ロフトの遊び場以外に子ども部屋は作らず、子どもの遊びと学習を共存しながら、私も仕事や家事ができる環境作りを心がけています」

寝室にはダブルベッドを2つ並べて。「枕カバーはTEKLA(テクラ)で統一。家族4人で寝ています」
「ものがあふれる場所に、いい気は流れない」がモットー。ものを持ちすぎないようにしているという中川さん。
「そのために、持つものは妥協をせず、こだったものを選ぶようにしています。旅をすることが大好きなので、旅先で見たもの、感じたものを日常に取り入れるのが日々の楽しみ。おいしかった料理を真似してみたり、旅先で器を購入したり、少しずつ思い出のコレクションを増やしていけたらと思っています。

中川さんが手がける「SWELLCOVE」のベビーアイテム。ナチュラルなカラーが魅力。
profile
中川珠里/なかがわじゅり
20代で外資アパレルブランドにて店長を務めた後、現在は自身のベビーブランド「SWELLCOVE」を展開し、今年で9年目。第一子誕生のときに求めていた、肌にやさしく肌触りにこだわったタオル地のベビーアイテムを作る。カラーは自身で調合したオリジナル。
https://swellcove.stores.jp
中川さんがバトンを渡すのは、ファッション・フードスタイリストの宇藤えみさん。「先日もお泊まりでお邪魔したばかり。料理も上手で、家の雰囲気もすべてがおしゃれで丁寧な暮らしそのもの。やさしい人柄も子どもへの接し方もすべて尊敬する、憧れの友人です」と中川さん。宇藤さんの暮らしは、8月下旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。