フランソワ・オゾン監督新作『秋が来るとき』特別試写会開催!「人生の秋」に抱えた秘密とは。広瀬裕子さんのトークも

『焼け石に水』『8人の女たち』 『スイミング・プール』など、カンヌ、ベルリン映画祭の常連、フランス映画の巨匠フランソワ・オゾンの最新作(5/30公開)『秋が来るとき』の特別試写会を、〈クウネル・サロン〉IDメンバー限定、25組50名様ご招待します。
5月20日(火)、東京・市ヶ谷にて。当日は、プレミアムメンバーでエッセイスト・広瀬裕子さんのスペシャルトークも!記事の最後に応募フォームがありますので、ふるってご応募ください。
目 次
美しいブルゴーニュの自然のなかで織り重ねられる人間模様

『焼け石に水』『8人の女たち』 『スイミング・プール』など、カンヌ、ベルリン映画祭の常連、フランス映画の巨匠フランソワ・オゾンの最新作『秋が来るとき』。自然豊かなフランス・ブルゴーニュの秋を舞台にした人生ドラマです。監督の子供の頃の思い出から着想を得て制作され、幼少の時に毎年訪れていたブルゴーニュが舞台なのだとか。

「人生の秋」を生き抜くために必要なのは、愛と抱擁、そしてちょっとした秘密――。

主人公のミシェルは自然豊かで静かな田舎での一人暮らし。休暇で訪れる孫と会うことを楽しみに、家庭菜園で採れたにんじんをスープにし、デザートは自作のケーキ、そして秋の気配が色づく森の中を親友とおしゃべりしながら散歩する日々。

そんな穏やかでささやかな生活を守り抜くため、最後の人生を自分らしく生き抜くために受け入れた、ある秘密とは?
美しいブルゴーニュの景観の中、80歳のミシェルが後ろめたい過去を抱えつつも人生の終盤を生き抜く強さ、そして親友をお互いに信じ合う絆と愛情を繊細に、時にドラマティックに描き出します。

サスペンス的な要素も垣間見える本作は、初期のオゾン監督の作風を彷彿させ、ひたひたとした緊張感が。人生の秋から冬へと入るミシェルがとった行動は、成熟したクウネル世代の心にぐっと刺さり、静かな感動ももたらしてくれるはず。
描かれる「ていねいな暮らし」にもときめく

ミシェルの暮らしぶりも注目。きのこ(物語のカギを握ります)をとってソテーにしたり、庭のにんじんをポタージュにしたり…。田舎の家での「ていねいな暮らし」は、ディテールまで美しく、心が躍ります。

5/20(火)IDメンバー限定!特別試写会を開催。スペシャルゲストにエッセイストの広瀬裕子さんも登壇
マチュア世代の心に響く『秋が来るとき』の試写会を5月20日に開催します。〈クウネル・サロン〉IDメンバーだけに贈るスペシャルナイト。上映前には、特別ゲストとして、プレミアム・メンバーの広瀬裕子さんをお招きして、「人生の秋」や「ていねいな暮らし」についてのトークも。

60代に入り、「これからの暮らし」について思索を重ねる広瀬裕子さん。本サイトの連載では、年を重ねてやめたこと、はじめたことについて綴っています。
特別試写会~information~

『秋が来るとき』特別試写会
日程:5月20日(火)
時間:18:15 開場/18:40 ゲストトーク/19:00 開映
(20:45 終了予定)
場所:東京・市ヶ谷
(当選された方に場所の詳細をお知らせいたします)
※応募方法
下記の応募ボタンより、「応募」にお進みください。
抽選で25組50名様をご招待します。
応募期間は5/5(月)~11(日)。当選された方には、後日メールにてご連絡させていただきます。
※ご当選のご連絡後、期日までにご出席の可否についてご返信がない場合は、恐れ入りますが辞退されたものとみなさせていただきます。
※なお、当選・落選に関する個別のお問い合わせにはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
公開日:5月30日(金)新宿ピカデリー、 TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
© 2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME
監督・脚本 フランソワ・オゾン
共同脚本 フィリップ・ピアッツォ
出演 エレーヌ・ヴァンサン、ジョジアーヌ・バラスコ、リュディヴィーヌ・サニエ、ピエール・ロタン
公式HP: https://longride.jp/lineup/akikuru/
2024|フランス|103分|フランス語|ビスタ|カラー|5.1ch|原題 Quand vient l'automne
日本語字幕 丸山垂穂|配給 ロングライド、マーチ