食とアートが融合する大阪のレストラン『genso』で、古希祝いをしてもらいました【アーティスト片山優子さん】
ボタンを用いたコンテンポラリーアートジュエリーを制作するアーティストの片山優子さん。先日、70歳の誕生日を迎えました。大阪市難波に新しくオープンしたイノベーティブフレンチレストラン『genso』でのお祝いの様子とともに、レストランの魅力を教えていただきました。
70歳の誕生日祝いをしてもらいました
2023年11月、大阪市難波に誕生したイノベーティブフレンチレストラン『genso』。食とアートが融合する、素晴らしいレストランで、先日私の古希のお祝いをしてもらいました。
『genso』は店名の通り、“四元素”をテーマにした料理を味わえるフレンチレストラン。実はこちらのレストランと私、ちょっとしたご縁があるんです。まずは、そのことからお話しさせてください。
もともと『genso』があった場所には、鉄工所跡地を素敵にリノベーションをしたギャラリー『gallery de 702』がありました。2014年、ギャラリーで最初に開催された企画展に参加したことをきっかけに、ギャラリーのオーナーである松中博之・美紀ご夫妻に出会いました。
そんな素敵なきっかけを作ってくれた大切な場所が、2023年にフレンチレストラン『genso』に生まれ変わりました。そしてレストランの内装・設計を手掛けたのが、松中ご夫妻率いるデザインオフィス・DESIGN ROOM 702でした。
そんな気心知れた大切な友人夫婦たちが、古希祝いをしてくれるということで、行きたかった『genso』へ。
『genso』の美しくておいしい料理
『genso』では、私たちの生活に必要不可欠である火・土・水・風の“四元素”を料理に取り入れています。
フランス・ボルドーで修行をされた馬見塚シェフが創る、どのジャンルにも属さない創造性豊かなお料理があまりにおいしくて!普段は撮らないのにたくさん料理写真を撮影したり、味わうことに夢中で、自分たちの写真を撮ることを忘れるほどでした。
写真はコース料理の一部ですが、どれも本当においしかった!(※お料理は2023年12月のメニューです。メニューは季節ごとに2ヶ月のローテーションで変わるそう)
隅々まで行き届いたセンスと心遣いで、心地よい時間を過ごすことができました。
鉄工所跡地をリノベーション。素敵な内装の話
『genso』は前述した通り、元々は鉄工所跡地でした。そんな建物の歴史も継承しながらの空間になっています。最後に、この素敵な内装について、設計を手掛けられたDESIGN ROOM 702の松中美紀さんにお話を聞いてみました。
「鉄工所跡地という建物の歴史を後継するため、無骨なインダストリアルな世界観を、上質な材質とデザインで覆い被せ、落ち着いた小さな美術館の様な空間で能動的に食とアートを楽しんでいただけるようなスペースとなっています。かつて私たちがギャラリーを開き、片山さんと出会って10周年。片山さんの古希のお祝いと、レストラン『genso』のオープンが重なったことがなんだか運命的なことに感じます」(美紀さん)
ボタンと関わりを持ち始めてから出会った人たちや場所など、ボタンが繋げてくれているご縁が長く続いていきますように。
『genso』は完全予約制です。ぜひ気になる方は、チェックしてみてくださいませ。
genso
住:大阪府大阪市浪速区稲荷2-7-18
電:06-6567-0555
Instagram:@genso_osaka
https://www.genso-osaka.com/
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この記事の
プレミアムメンバー
片山優子
ボタンを用いて、想像を超えるコンテンポラリーアートジュエリーを制作するアーティスト。さまざまな年代と背景のボタンを用い、新たに愛と想いを吹き込むことで力強くも美しい作品を生み出す。CHANEL「ベストサヴォアフェール」にも選ばれた経歴を持ち、国内外でも注目を集めて幅広く活動している。
Instagram:@yuukokatayama