焼団子にメレンゲも。東京・神田で絶対買いたい至極の「おやつ」とは?
神田近辺は、江戸時代から続く老舗と新しいショップが交差する街。東京・東神田でアンティークボタン専門店を営む小坂直子さんに、神田エリアでおすすめのおやつを教えていただきました。
PROFILE
小坂直子/こざかなおこ
アンティークボタン専門店『co-』店主。ヨーロッパで運命的にボタンと出会い、2002年に東京でアンティークボタン専門店をスタート。9月下旬から年内にかけて、神奈川や名古屋、大阪などで出張販売を予定。 Instagram:@co_shop
古今東西の文化が融合した“イースト東京”の魅力が詰まったおやつ
歴史と新しい文化が入り混じり、人情味溢れる街が大好きな小坂さん。手土産を選ぶなら、東京からさらに絞り込んで、地元の東神田界隈のものを選びたいと話します。
「地方に出張販売に行くことも多いので、会話が盛り上がるきっかけになります。『HIROMI&CO.』のメレンゲを初めて食べたとき、あまりの美味しさにメレンゲのイメージが覆りました。感動をシェアしたくて、手土産の定番になりました。他の焼き菓子も、とっても美味しいですよ」
また、『亀屋大和』は小坂さんのお店から徒歩4分の老舗和菓子店。普段のおやつ・焼団子は、世界一だと大絶賛です。
「もともとお団子が大好物で、どこに行っても買うのですが、亀屋大和さんのお団子は世界一。うちに来るお客さんにも、近所の散歩コースで紹介するのですが、必ずと言っていいほど皆さん気に入ってくださいますよ。風情が漂う昔ながらの店構えも素敵で。暖簾の奥で丁寧に手作りされた焼団子をいただく時間が、何より幸せです」
江戸時代中期に創業し、当主の息子で10代目になる老舗の和菓子店。看板商品の焼団子は、毎朝石臼と杵でつき、こんがり焼き上げた昔ながらの製法。他にも、定番のどら焼きや季節菓子など、心安らぐやさしい味わいは、多くの人に愛される。
住:東京都千代田区東神田1丁目14-10 古島ビル1F
亀屋大和公式HP
『HIROMI&CO.』の〈トリコロールのメレンゲ〉
『HIROMI&CO.』は、2021年に東京・日本橋で誕生したフランス菓子店。パリで修業を積んだパティシエの小山弘美さんが丁寧に表現した焼き菓子を求め、連日多くの人が集う。メレンゲはベリーベリー・モヒート・レモンの3種類。1箱 500円(ギフトボックスもあり)
住:東京都中央区日本橋大伝馬町14-1 1F
Instagram:@hiromi_and_co
『クウネル』11月号掲載 写真/近藤沙菜、取材・文/阿部里歩
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『クウネル』No.123掲載
私のとっておきの京都
- 発売日 : 2023年9月20日
- 価格 : 980円 (税込)