【住まいと暮らしvol.40】自然の力で心と体を健康にーOrganic cafe 知恵の木店主・宮本よしこさん

部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回のさとうりつこさんのバトンを受けてご登場いただくのは、「Organic cafe 知恵の木」の宮本よしこさんです。

宮本さんの暮らしのルール

1)思ったことは楽しんでやってみる
2)暮らしに発酵を取り入れる
3)1/f ゆらぎを感じて暮らす

20代前半はアスリートだったという宮本さん。健康管理の必要性を感じてマクロビオティックに出合い、家族で海外のマクロビオティックを学び、現在はオーガニックカフェを営んでいます。

「本物の調味料は、発酵と熟成が関係しています。自然にゆだねて、じっくりと時間にまかせて醸造することで、奥深い味わいが生まれます。腸が整うと、心と体が自然と整っていくことがよくわかります」

発酵の世界に魅了され、今後は、麹文化を次の世代に繋いでいきたいと話す宮本さん。

「家庭でできる麹の作り方を教えたり、発酵調味料のレッスンをしています。風がそよぐ音や雨音、波、キャンドルの炎など、自然界の不規則なリズム“1/fゆらぎ”に耳を傾け、リラックスと安らぎを感じながら暮らしていきたいですね」

シェイクスピアのソネット116を飾って。「藻岩下にあった大好きなカフェ『RUTHLOW』のオーナーさんから譲り受けたもの。愛の永遠性について深く考えさせられる詩です」

イラストレーターのhashimoto aikoさんに描いてもらったという、お気に入りの店内スケッチ。

北海道に住む陶芸家、内海眞治さんのテラコッタ。「お店の守り神です」

ハワイ在住の日本人画家、小田まゆみさんの絵。「旅先で出合った絵に惹かれ、帰国後、作者の歓迎パーティでケータリングを任せられることに。人生っておもしろいなと思います」

子どもたちの成長と共に、味わいを増したダイニングテーブル。時を経ても色褪せない感じが好きなのだそう。

イタリアンシェフの息子さんが、クマザサを乾燥させて作ったというお茶。「クマザサは生命力がとても強い薬草。 ビタミンやミネラル分が多く、免疫力を高めてくれます」

夏の手仕事、梅干しは毎年のお楽しみ。「太陽のエネルギーと月のエネルギーをいっぱい浴びた梅は、本当においしいです」

麹をつくるようになって、毎日が発見の連続だという宮本さん。「発酵の世界のおもしろいです。ルーペの向こうに宇宙を見ることができます」

夏は土鍋でごはんを。「とうもろこしと梅干しを入れた玄米ごはんは本当に美味しく、体に染み渡ります」

クエン酸で生成された黒麹は、甘ずっぱい味。「ヨーグルトにのせたりスムージーにしたり、夏バテ予防にぴったりです」

毎日飲むのが、自家製の甘酒。「やさしい甘さと奥深さを感じます」

定期的にカラダのメンテナンスをしているという宮本さん。「知恵の木の隣で、主人と弟たちが治療院を営んでいます。中でもCS60の施術は細胞が元気になるので、とても気に入っています」

宇宙物理学者の佐治晴夫先生のサイン。「好きで、いつも持ち歩いている本にサインしていただきました。先生は、“人類はみな宇宙のひとかけらなんだよ”と優しく教えてくれます」

profile

宮本よしこ/みやもとよしこ

20代前半はアスリートとしての人生を送る。自分らしさを探求するため、結婚して子連れ海外遊学の旅に出る。2003年「organic cafe 知恵の木」をオープン。発酵の世界に魅了され麹の学校認定講師になり、小さなこうじ屋『麹とごはん』も展開中。菌糸のように人から人へ麹をつくり、伝える活動をしている。

https://www.chienoki.info/about-us
Instagram@koji_to_gohan

宮本さんがバトンを渡すのは、仙台でおいしいジャム作りをする高城友貴さん。「私の30年来の友人の妹さんである友貴さん。丁寧な暮らしをされている素敵な方です」と宮本さん。高城さんの暮らしは、8月下旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。

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