【新店情報】じっとり食感のフィナンシェが話題!焼き菓子ブランド『ETEL』が魅力的すぎるワケ
「ミスチ」の相性で親しまれる『Mr. CHEESECAKE』を手がける田村浩二シェフが、この春新たにローンチした新ブランド『ETEL』。初のラインナップとして、5月22日から公式オンラインストアで販売される「Financier(フィナンシェ)」を一足先に試食してきました!
フレンチレストランシェフとしての経験から生まれた『ETEL』
フランスの伝統菓子でもあるフィナンシェは、シンプルな材料で構成された焼き菓子でありながら、とても奥が深いもの。フレンチレストランシェフとして、パリにあるミシュラン一つ星の『Restaurant ES』での修行経験もある田村浩二シェフにとって、フィナンシェは昔からなじみ深い存在だったんだとか。
そんな田村シェフが今回新ブランド『ETEL』の立ち上げに際して焼き菓子の本質を見つめ直し、独自のおいしさを追求して生み出したというフィナンシェ、どんな味か気になります!
じっとり食感の新感覚フィナンシェ!気になる3つのフレーバー
今回販売するフィナンシェは、3つのフレーバーが2個ずつ入った6個入りのセット。フレーバーごとにまずは常温で試食させていただきました。全てのフレーバーに共通して驚いたのが、じっとりとした潤いのある食感。
普通フィナンシェは小麦粉とアーモンドパウダーが同量で作られるのですが、『ETEL』のフィナンシェはアーモンドパウダーの比率を増やし、ギリギリ生地が繋がっている状態なのだとか。これが独特のじっとり食感を生み出している所以。口の中でほろほろと生地が解けていく感覚がなんとも心地よいです。
また、全体の食感に違いが出ないよう、あえて楕円形にしているというこだわりも。唯一無二とも言えるなめらかな食感をぜひ感じて欲しいです。
珍しい材料を取り入れた3つのフレーバーも『ETEL』の特徴。
まずはスタンダードな<Vanilla tonka(バニラトンカ)>を。バニラとトンカ豆の甘く豊かな香りと、焦がしバターとアーモンドがおりなす芳醇な香りが相まって、フィナンシェの香ばしいキャラメルのような味わいが一層引き立ちます。焼きたてのおいしさがずっと続く、リッチで香ばしい味わいです。
台湾の希少スパイス「マーガオ」を使用した<Maqaw(マーガオ)>は、軽やかで爽やかなフレーバー。見た目は黒胡椒のようですが、レモングラスと山椒を足したようなこの香りは、ほのかな苦味も伴った不思議な爽やかさがありました。バターを溶かして沈殿物や不純物を取り除いた澄ましバターを使い、オリーブオイル、少量のヨーグルトを組み合わせているのだとか。軽やかな味わいで、個人的にも一番のお気に入りです。
<Caramel oolong(キャラメルウーロン)>は、中国・福建省北部で取れる「武夷岩茶(ぶいがんちゃ)」の香ばしい香りと奥深い甘さを楽しめるフレーバー。武夷岩茶はミネラル感があり、独特の香ばしい香りがありました。焦がしバターとアーモンドに武夷岩茶のキャラメルを加えた、あまり他にはないフィナンシェ。おすすめはブランデーとのペアリング。口の中で合わさると、生地とブランデーが溶け合って風味が倍増し、一気に夜のお菓子に。
一手間加えて、奥深い焼き菓子の世界を
『ETEL』のフィナンシェのもう一つ特徴が、食べ方の工夫による味わいの違いを楽しめること。トースター(1000W)で3分半温め直していただいてみると、中の水分が温まって抜けたのか、ふんわりとした軽い口当たりに。香ばしい風味がより引き立つ<Caramel oolong(キャラメルウーロン)>は特にリベイクして食べてみてほしいです。
続いて、冷凍庫で一晩凍らせたフィナンシェをそのままいただきました。これまた食べたことのない、生キャラメルに近いような食感で面白い!ひんやりとしたフィナンシェが口の中で優しく溶けていく感覚も新しく、フレーバー自体の風味は損わず濃厚な味わいでした。
今回ご紹介した『ETEL』ブランド第一弾の<Financier(フィナンシェ)>は、5月22日(月)20時から公式オンラインで販売予定。フィナンシェの概念が変わるような新しい楽しみ方を体験できる夢のような一箱、ぜひ一度体験してみてください。
ETEL
Financier(6個入り)2,700円(税込)
販売開始日時:2023年5月22日(月)20:00
販売日時:毎週月曜日 20:00
販売方法:公式オンラインストアにて販売
公式オンラインストア:https://etel-official.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/etelofficial/
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取材・文・撮影/久保田千晴