服を手放すことが苦手な方へ。衣替えは「ときめくクローゼット」作りのチャンス!

春から初夏に向かう今の時期は、衣替えをするのに絶好のタイミング。ただ、かかる時間と労力のことを考えると、思わずため息が出てしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は衣替えを利用して「ときめくクローゼット」を作るコツをお伝えします。

STEP1.クローゼットの中にあるものを全て出す

まずは持っているTシャツや春夏用のボトムスをずらっと並べてみます。

ワンピースやコートなどもハンガーにかけた状態でチェックして。

全てのものを取り出して、空になったクローゼット。

仕舞う秋冬物から今着る春夏物へ、2回に分けてチャレンジしてみてください。もし時間がない方は、今回は春夏物を優先しても大丈夫です。

まずはTシャツやボトムスは布の上などに置き、ワンピースなどはハンガーにかけたままで、バッグなどの小物も含めて、全て見える状態にします。こうすると、手持ちの服の色や形の偏りがあることに気づきます。また、存在を忘れていた服やバッグが現われて驚くことも。

STEP2.今「ときめく」ものからクローゼットに戻していく

丈の長いものは端に寄せて、それ以外を色別に整えていきましょう。好みが可視化され整理がしやすくなります。

「収納に収まる分だけ」と決めるのも良さそうです。

できるだけ色や柄、素材が被らないように選別してみましょう。

カバンや帽子などの小物も丁寧にチェック。

完了!クローゼットには、お気に入りのものだけが収まりました。

ポイントは、必要性よりも「ときめき」を最優先すること。お店で楽しく買い物をするように、お気に入りものから選びましょう。好きな洋服を選ぶと、次はそれに合わせたいアイテムにどんどん手が伸びていきます。お気に入りだけが収まり、すっきりしたクローゼットを気持ち良いと感じるはずです。このときにクローゼットに戻らない、ときめきが低いものは手放す決意ができます。

STEP3.悩んだ服は、外で着て冷静に判断する

「高かったからもったいない」「まだあまり着てないから」「いつか着るかも……」と、悩んでしまうものは必ず出てきます。悩んだら、思い切って着用してお出かけしてみましょう。実際に着た姿を外出先の鏡で見ると、意外と冷静な判断ができるものです。また、単体で見たらお気に入りでも、全身コーディネートを考えようとすると、そもそも組み合わせが思い浮かばないということも多かったりします。そういうときは潔く手放しましょう。着ない洋服を眠らせておくより、早めに手放すことで風通しの良いクローゼットになります。

衣替えが成功するポイント:気温変化は、肌着で対応する

『Kotori works』で購入したウール素材のインナー

せっかく衣替えが終わったのに、急に寒くなり、また冬物を引っ張り出すのは面倒なもの。まだまだ肌寒い日や雨の日が続くことも考えると、衣替えのタイミングを失ってしまうということもあると思います。そんなとき、ウールの肌着が活躍します。実はウールは一年中使える素材。吸水性や匂いを抑える効果があるため、薄手のものならば冷房による冷え対策で夏も着用できます。キャミソールやノースリーブがおすすめです。

また、「ときめく」クローゼット作りには、ハンガーや収納ケース選びも重要です。省スペースで収まり、服が落ちないMAWAハンガーや、『無印良品』の<ポリエステル麻 ソフトボックスシリーズ>を愛用しています。よく身に着けるアクセサリーは、アンティークのロウソク立てに飾っています。クローゼットの扉にかけているので、見るたびに嬉しくなっています。

アンティークのロウソク立てにお気に入りのアクセサリーをディスプレイ。

『無印良品』<ソフトボックスシリーズ>。ナチュラルな見た目と豊富なサイズ展開、折りたためる点がお気に入りです。

友人からのフランス土産『ル シャトラール 1802』のラベンダーのポプリを置いて気分よく。ランジェリーのところには、『ガミラシークレット』のジャスミンの粉せっけんを置いています。

お気に入りの帽子は型崩れしないようふんわり重ねて。収納の空いたスペースには、ベルトなどの小物を収納しています。

衣替えは手間も時間もかかり、面倒なもの。でも、視点を変えれば自分のワードローブを把握するきっかけになります。「ときめくクローゼット」で、毎日の洋服選びが楽しい時間になればうれしいです。

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