【松永加奈のフランス便り08】こちらはマスク元年。果たしてフランスにマスクは定着するのか?

フランス マスク

日本のようにマスクをすることが当たり前ではなかったフランス。にわかに始まったマスク習慣を、在パリ5年の松永加奈さんは興味深く見守っています。

これまでフランスでは「マスクをする人=ウイルスを持つ重病人」と考えられていたため、街でマスク姿の人を見ることは皆無でした。うっかりマスクを着けて外出しようものなら、じろじろ見られるか、露骨に嫌がられてしまうので、風邪や花粉症が辛くても、ハンカチを口に当ててひたすらガマン……。
しかし、新型コロナウイルスの感染予防のため、フランス政府がマスク装着を推奨したことで、様子は一変。今は街にマスクを着けた人が行き交っています。

とはいえ「生まれて初めてマスクをする」という人がほとんどのフランス。鼻や口が出ていたり、サングラスのように頭の上にのせたまま歩いていたり…と、本末転倒な人もちらほら。また、スカーフで代用、紐を頭の後ろで結ぶ医療用、工事現場用、コーヒーフィルター型など、形状もさまざまで何でもアリ。最近ではかわいい手作りや、ブランドのオリジナルマスクでコーディネートするファッショニスタも見かけるようになりました。

フランス人にとっては、今がまさに「マスク元年」。この文化がこの先、定着するかどうか、「マスク大国・日本」から来た私には大いに気になるところです。

お花屋さんの完璧なトータルコーディネート!ちなみに布マスクは花柄やストライプ、アフリカンバティックをよく見ます

通りがかった近所のコミュニティセンターで無料配布していた、100%コットンの布マスク。タグにはしっかりと「MADE IN FRANCE」の文字が。

手芸店のショーウィンドウ。立体型の布マスク。

スーパーにも並び始めましたがまだまだ高額。国からの無料配布の布マスクは、予約のうえ薬局で申請書と引き換えですが、なかなか予約がとれません

フランスで使い捨てタイプといえば、白よりブルー。

政府の要請でいち早く手芸店がオープン。「生まれて初めて着けるもの」を手作りするってすごいなあ…と感心。

デパートではマスク必携。この日は着けていない人に配布のサービスも。消毒ジェルはスタッフが出してくれます。

おそろいの手作りマスクを着けたパリジェンヌ。パリはオリジナルの布マスク率がかなり高いように思います。

休日のシャンゼリゼ通りで、マスクをして入店を待つ人たち。こんな光景をパリで見る日が来るとは。

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