フラワースタイリスト増田由希子さんが8年かけてつくった、自然のままの庭

増田由希子さん 庭

テーマカラーを緑と白に決め、8年かけてじっくりと庭をつくりました。

 初めてお邪魔するにもかかわらず遠くからでも「ここが増田さんのお宅かな?」とひと目でわかりました。玄関前には大きなユーカリの木がそよぎ、ワイヤープランツが絡まるフェンスが家をぐるりと縁取っています。雨上がりの初夏のころ、庭が一番美しいであろう時季に庭を案内していただきました。

「庭を自然の森のようにしたく、野草や樹木など取り混ぜ、雑木の庭をつくりました。風にそよぐ木々や草花を眺めているだけで癒されます」
 
 高い木、低い草花が仲良く並び、多様な葉の形、色、枝ぶりが表情豊かな風景をつくりだしています。

「ここにくるまで8年かかりました。草花の丈が伸び、すべての植物が調和するまでにはそれくらいの時間が必要で。葉が落ち、虫や鳥がやってきて、を繰り返し土が肥え、いまの状態に……。細かなプランは立てず、思うままに庭をつくりました。花の色は白が中心になるようにと、テーマカラーを決めておくと自然とまとまります」

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『ku:nel』2019年7月号掲載
写真 砂原 文/取材・文 鈴木麻子

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