元モデルのフランスマダムがたどり着いたのは、気負わずリラックスして着こなせる服。

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カール・ラガーフェルドに見出され、 80年~90年代にモデルとし て活躍したセイラ・ラセルダさん。年齢を重ねた今、どんなファッションを楽しんでいるのでしょう。

長年、モードに囲まれる生活をしてきましたが、年齢を重ねた今、ファッションは自分自身が快適なことが一番大切だと考えています」
そのような気持ちで服を選ぶからでしょうか、どんなファッションでも、気負わず、リラックスして着こなしているのが素敵です。

「私が心地いいスタイルはスポーツシック。アイテムとしては好きなセーターをはじめ、ベーシックなものが多いですね。快適に感じる服を着ることが、 結果として自分をスタイル良く見せることにもつながっていると思います」

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「叔母が50年代に結婚式出席のためにオーダーしたジャケット。本物のヴィンテージよ」。ジーンズはギャップ、足元はレペット。

Vネックや薄手のカシミアセーターは、肌触りがよく、どんな洋服にも似合うので、いろいろな色で揃えているそう。
「外見や服装に完璧を求めず、リラックスして洋服を楽しんでいるなと感じるのは、シャルロット・ゲンズブールやイネス・ド・ラ・フレサンジュ」 

セイラさんはブラジル出身だけあって、顔立ちはとてもエキゾチック。髪は染めずに自然の流れでシルバーヘアに。
「ファンデーションは老けて見えるので、ほとんど塗りません。使うのは、ボビイブラウンのブラッシュ(チーク)ぐらいです。美容より心の平穏を保つことを心がけ、移動はすべて自転車。ヨガをやったり、オイルを垂らしたお湯に浸かってメンタル面を健やかに保つようにしています」

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ビーズを使ったブラジル民族が作るネックレス。仕事でブラジルを訪れるたびに購入しているので、かなりの数を持っているそう。
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ブラジル民族が作るウッドビーズや皮を使ったブレスレット。カシ ミアのセーターやシャツを袖を折り返して着るときに。
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ヴィンテージのワンピースにエリック・ボンパールのスエードのコート。ワンピースと色を合わせたコーチのローファーが上品。
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TAKADAのコートは、ロングジャケット風にはおったり、アウタ ーとしても活躍。ボタンホールの赤いステッチがアクセント。
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モデル時代に購入したTAKADAのツートーンのジャケット。「永遠に着られる定番なので、大切に保管して、今でも着ています」
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