「今度の年末年始は、映画でもゆっくり観ようかしら」というクウネル世代も多いのでは? そこで、オリジナルの感性で映画を楽しむ映画好きの写真家・富永よしえさんに愛してやまない映画の一問一答です!
富永よしえ
パティ・スミス、坂本龍一など名だたるアーティストをはじめ、人気ファッションブランド「UNDER COVER」を撮影する人気写真家。ヒューマン&ドキュメンタリー映画好き。
Q.1 映画館で初めて観た作品は?
『銀河鉄道999』(1979年東京で)。小学6年の時、親戚の叔母に連れて行ってもらいました。映画を観終わり、感動した余韻でその場でアルバムも即購入しました。
Q.2 年間で何本、映画を観ますか?
4〜5本、数は多くないですね。
Q.3 好きな映画のジャンルやタイプは?
ヒューマンドラマ、伝記、ドキュメンタリー。
Q.4 映画について参考にしているソースは?
ジム・ジャームッシュ、配給会社ロングライド、俳優井浦新さんのインスタをフォローしています。ジャームッシュは10代から好きな監督です。好きな映画を探すとロングライドが多いです。新さんは舞台挨拶で地方の映画館へまめに行かれていて、それら内容をSNSでアップしてくれるので、日本映画の現在を知ることができます。
Q.5 コロナ禍で、映画の見方は変わりましたか?
遠出ができない状況だったので、映画館へ行く頻度が増えました。
Q.6 クウネル世代におすすめの作品は?
『マルタン・マルジェラ』
マルタンの生き方が大好きです。貴重な記録映像を観て全てにおいて学びたい。
© 2019 Reiner Holzemer Film – RTBF – Aminata Productions
『グレタ・ひとりぼっちの挑戦』
我が娘と同じ歳頃の女の子が、世界に向けて問題定義を発信する源、またグレタの家族、 周りの環境の記録を観て将来に向けて学びたいから。
© 2020 B-Reel Films AB, All rights reserved.
『ジャズ・ロフト』
写真家ユージン・スミスが「自分の人生の記録中だ」と予告編にあった。魂を削り、魂を込めながらシャッターを切る写真は後世に刻まれる。写真家の原点を見つめてみたい。
©2009, 2015 The Heirs of W.Eugene Smith
取材・文 河田実紀 再編集 久保田千晴