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東京の街がちょっと違って見えるイベント。Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13「パビリオン・トウキョウ2020」に出かけよう。

パビリオントウキョウ

遊び心溢れる7つのパビリオンが、この夏の東京に、新しい息吹をもたらします。手掛けるのは若手建築家と現代美術作家たち。都市の中でアートを楽しむ醍醐味とは?

和多利 実は私、64年の東京オリンピックも経験しており、高速道路や競技場ができるのを見ながら、〝宇宙都市みたいになるのかしら〞とワクワクしたことを、よく覚えています。それから約半世紀、東京も変わりましたね。
藤森 現代の東京は、隙間が少なくて、建物が乱雑に立っている。一方でゴミが少なく、デパートなんかに入ると、隙間がなくいろんなものが作り込まれている。良くも悪くも東京は非常に珍しい都市だと僕は思っています。
和多利 確かに。でも個人的にはそろそろ、贅沢に作った建物を求める時代ではなくなってきているのかな、と。
藤森 それは私も思いますね。
和多利 そんなビル群の中に、人の息遣いを感じる、タイムレスで不思議な建築が存在していたら、64年とは違う形で、東京の変化を楽しんでもらえるのではないか、と。
藤森 それで、僕も建築家の一人としてお声がけをいただき、新国立競技場の近くに、四畳半の茶室(①)を作ることになったんですよ。

パビリオントウキョウ
①茶室「五庵」(仮題) 設計:藤森照信〈本プロジェクト案〉

和多利 コンクリートのビルが立ち並ぶ中に、藤森先生が作るユニークなお茶室があったら楽しいじゃないですか。
藤森 暗い階段を通って茶室の中に入り、窓から新国立競技場を見ると、きっと地上で見たそれとはまったく違ったものに見えますよ。宇宙船の中から地球を覗く、そんな体験ができるかと。
和多利 まさに私が作りたかった、不思議な世界。
藤森 「変なものがあるぞ?」って思って欲しいですね(笑)。
和多利 他には、建築家の石上純也さん…、この方は細い柱を使ったデザインが有名な方ですが、黒く焼いた杉の板を使った作品(②)で、光を感じながらくぐったり、石上さんはパビリオンを見ながらお茶を飲めたらいいなぁと言ってました。それから京都の建築家・平田晃久さんは、人が実際に入れる大きなボウル(③)を制作中。
藤森 これはどこに置くの?
和多利 たくさんの人に入って欲しいので、人通りが多いところに置きたい、というのが平田さんの希望です。

パビリオントウキョウ
②「焼杉」(仮題) 設計:石上純也〈本プロジェクト案
パビリオントウキョウ
③「Global Bowl」(仮題) 設計:平田晃久 〈本プロジェクト案〉

藤森 神宮外苑付近には、現代美術作家の会田誠さんが2つお城(④)を作るんだってね。いいねぇ!
和多利 そう!1つはブルーシート、もう1つはダンボールを使った城を作る予定です。会田さん、すごくやる気で、これが終わるまで仕事を入れないって言ってましたよ(笑)。それから藤原徹平さん、隈研吾さんの右腕として長い間活躍された方なんですが、ストリートをシアターにする、という感覚の、移動式舞台のようなパビリオン(⑤)を制作中です。

パビリオントウキョウ
④「東京城2020」(仮題) 作:会田誠〈本プロジェクト案〉
パビリオントウキョウ
⑤「ストリート・パビリオン」(仮題)設計:藤原徹平〈本プロジェクト案〉

藤森 あと妹島和世さんと、藤本壮介さんの2人の建築家も参加予定ですね。いずれも深く記憶に残りそうな作品ばかり。僕も楽しみです。
和多利 オリンピックの華やぎを感じながら、散歩がてら、パビリオンを巡ってもらいたいですね。そして家に帰り、「今日見たあれ、いったいなんだったの…」と思って欲しい。こういう、話や笑いのネタになるものって、今の東京にはあまりないじゃないですか。
藤森 それに建築家からすると、今の 東京で、こんなユニークな建築、なかなか作らせてもらえないですから。そういう意味でもとてもいい機会です。
和多利 これを見て、世界から来た皆さんにも、「東京、面白い街だった」と思ってもらえたら嬉しいです。

パビリオントウキョウ
●和多利恵津子さん(右)/ 青山にある現代美術などの展示を手掛ける「ワタリウム美術館」館長。『パビリオン・トウキョウ2020』企画者のひとりでもある。
● 藤森照信さん(左) / 建築史家、建築家。東京大学名誉教授。代表作に〈タンポポハウス〉など。建築家として、今回のプロジェクトに参加している。

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