アクセサリーは特別なお守りや宝物になったり、心の支えとなるものです。「アクセサリーを楽しむのは心の余裕だ」と言う雅姫さんは、子育てが一段落してからアクセサリーに目がいく余裕がでてきたと語ります。そんな雅姫さんのアクセサリーに対する思いと、抜群のセンスを今回は紹介していきます。
→【雅姫さんのセンス1】「心の余裕がアクセサリーを楽しむことに繋がる」 からの続きです。
子育てが一段落すると、アクセサリーに目がいく余裕が出てきました。「子育て中の足元はスニーカー、それがレペットのバレエシューズになり、今はヒールも履く。そんな感じで少しずつアクセサリーを楽しみ始めました。最初に惹かれたのはパールです。取材で神戸の真珠の会社を訪ね、真珠の成り立ちやテリ(光沢)や巻きなどの見方、そしてバロックパールがどうして生まれるかの話を聞き、一気に愛着がわきました。それで『こんなネックレスはできませんか』とデザインイメージを伝え、クラスプ(留め具)を選び、私の店で販売を始めたんです」
もうひとつの大きな転機が、ピアスホールを開けたこと。「40歳目前で何かを変えたいと思って開けたんです。ピアスは顔に一番近いアクセサリーだから、印象を大きく左右する効果もあります。私の娘は坊主頭なんですが、いつも耳にはダイヤモンドの一粒ピアス。それだけで女らしさを感じられるから不思議ですね。ただのTシャツ姿も大きなフープをつけただけで一気に華やかになるし」
コート×ロングネックレスで、上品な縦長ラインを作る。
つけていると石のパワーを感じる、 お守りのようなリング
海外のアンティークマーケットで たくさんの宝物探しを
雅姫さん
モデル、大人のための衣食住を提案する店「ハグオーワー」「クロス&クロス」デザイナー。自宅キッチンの改装を綴る新刊『わたしの理想のキッチン』(集英社)が発売中。
『ku:nel』2021年5月号記載
写真 大森忠明 / ヘア 岩井裕季 / 取材・文 今井 恵
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