何かと新しい出会いが多い春の手土産や、離れた場所に住む大切な人に贈るギフトにおすすめ。日本全国の職人技に出会えるセレクトショップ『日本百貨店』のバイヤー・日暮学さんが、素敵なギフトをセレクト。まず前編では、リキュールやスパイスとのコラボレーションなど、創意工夫を凝らした選りすぐりの大人スイーツ。甘いものが苦手な方も楽しめる、趣を感じる魅力的な5つをピックアップ。ホッと一息つきたいティータイムにぴったりの逸品です。
教えてくれたのは…
『日本百貨店』バイヤー・日暮学さん
2013年(株)コンタン(現:日本百貨店)入社。黎明期から店舗運営に携わり、大型店「日本百貨店しょくひんかん」の立上げに尽力。19年には旗艦店となる「日本百貨店にほんばし總本店」のMDを監修。バイヤーとして全国各地の「スグレモノ」を発信するため、売場を見据えた商品仕入れ・MD構成を行う。現在は、首都圏にて地域商品を販売するノウハウを基に、事業者への商品開発指導や販路拡大のセミナーも行っている。
#01 梅月堂「ラムドラ」
鹿児島の老舗和菓子屋『梅月堂』より、”あんこ×ラムレーズン”という意外すぎる組合せが見事にマッチしたどら焼き。職人が1枚1枚手焼きした生地に、北海道産の大納言小豆を炊いた餡と、マイヤーズのダークラムでつけた自家製ラムレーズンをサンド。しっとりとした生地にほのかにバター香る小豆餡の甘み、ラム酒の芳醇な香りが漂います。昭和のキャバレーを意識したというパッケージも大人の雰囲気。
#02 亀井堂総本店「神戸元町バターサンド TONOWA」
日本で初めてオリーブの栽培に成功した神戸から。老舗和菓子店『亀井堂総本店』のオリーブの実をたっぷり使った新感覚のバターサンド。世の中にバターサンドはたくさん種類がありますが、オリーブを使ったものは珍しい! さっくり生地のサブレに、若摘みグリーンオリーブの実を刻み、ホワイトチョコレート入りのバタークリームを。隠し味にジンとベルモットを効かせた深い味わいも素敵。
神戸元町バターサンド【TONOWA】-オリーブ-6個入り ¥1,296
#03 お菓子処たかはし「たかはしさんのフィナンシェ」
岩手県の山奥にある小さな菓子店『お菓子処たかはし』で、その名の通りご主人の高橋さんが毎日丁寧に焼き上げています。原料にこだわり、30年以上変わらぬレシピで手焼きしたフィナンシェは有名店を凌ぐ美味しさです。フレッシュバターをたっぷり使い、低温でじっくり焼き上げたフィナンシェは、しっとりもっちり、それでいて香ばしい。地元のみならず全国にもファンが多い知る人ぞ知る逸品。
たかはしさんのフィナンシェ(6個入り) ¥1,598
#04 たかはたファーム「ミックスゼリー」
フルーツ王国の山形県より、『たかはたファーム』のカラフルで鮮やかなゼリーをご紹介。何より目を引くのは、まるで宝石のような美しい見た目。果肉と果汁をふんだんに使い、綺麗に並んだフルーツは全て丁寧な手作業によるものです。繊細な表情に思わず見とれてしまい、食べるのがもったいない! テイストの組み合わせや個数も選べるので、贈る相手を想いながらのセレクトも楽しいはずです。
ミックスゼリー9個詰合せ ¥3,758
#05 しあわせ乳業「ヤギミルククッキー」
完全放牧で自然の草木や牧草だけを食べて育ったヤギのミルク(グラスフェッドミルク)を使った『しあわせ乳業』のクッキー。甘くて濃厚なミルクが引き立つスイートなクッキーと2種類の組み合わせをご用意。クミン・ピンクペッパー・花山椒を使用した「スイート&スパイス」、タイム・フェンネル・マジョラムを使用した「スイート&ハーブ」、そのときの気分やドリンクに合わせた楽しみ方ができます。甘さ控えめなクッキーは、特に白ワインとのペアリングがおすすめ。
日本百貨店
「ニッポンのモノヅクリとスグレモノ」をコンセプトに、日本全国1000社以上の作り手のこだわりの商品を集めて販売しているセレクトショップ。商品そのものだけではなく、商品がつくられた背景やストーリーを語り、ひとの温度感が伝わるお店づくりを目指しています。