年齢とともに髪はパサつき、ツヤもなくなる。だけどそれを諦めず、お手入れを工夫し、新しい髪型にトライするフランス人。布やシニョンで変化をつけたりと、前向きに髪型を楽しむ姿が素敵。おしゃれな髪型の秘訣とケア法を聞きました。今回は、スカーフを使ったアレンジを紹介。明るいブロンドやブラウンの髪と相性がいいスカーフ。 さまざまなフランス人のアレンジテクを、ぜひ参考にしてください。
Christine Larroque
クリスティーヌ・ラロックさん
55歳 会社
「髪は顔の印象を決める大切なフレーム。だから定期的に髪型を変えたくなります」と話すクリスティーヌさん。いろいろ試した結果、今はメッシュを入れた短めのボブがお気に入り。フェースラインがすっきり見え、首に巻いたスカーフも映えます。「月に2回、ココナッツオイルでヘアパックをし、毎日丁寧にブラッシングを」
Stephanie Dies
ステファニー・ ディエスさん
48歳 ショップスタッフ
華やかなスカーフに映えるウェービーヘアは、天然というステファニーさん。「メッシュを入れ、髪に表情が出るように」。カットは自分で、カラーのみサロンへ。「週に2回のシャンプー前には、オーガニックオリーブオイルで15分ほどヘアパック。ボリュームをキープしていきたいですね」
Florence Perrin
フローレンス・ ペランさん
61歳 企業コンサルタント
半月に1度のセルフカットで、ベリーショートをキープ。もっぱらアレンジは布を使って楽しむというフローレンスさん。「布を使うと顔も華やかに見えます。 美しいプラチナシルバーの髪に憧れているけど、移行するタイミングがむずかしくて」。今は赤みのあるブラウンカラーに染めています。
Délphine Roche
デルフィーヌ・ロッシュさん
42歳 アーティスト
3年前からロングヘアのデルフィーヌさん。「1日おきのシャンプーを、髪が弱くなってきたので最近は、3、4日に1度に」。三つ編みをサイドに下ろしたアシンメトリーヘアが、首に巻いたスカーフとベストバランス。「毛先にはレオノール・グレユのオイルをつけて落ちつかせています」
Barbara De Longchamp
バルバラ・ドゥ・ロンシャンさん
リタイア
豊かなブロンドヘアは肩につくセミロング。シフォンのついたはなやかなバレッタで毛先をまとめて留めた簡単アレンジ。ツヤのある髪の決め手は長年使っているフィトのケラチンスプレー。ダメージ防止に効果的とか。「今の髪の状態をとても気に入っているので、このままキープし、夜会巻きやスカーフでのアレンジを楽しみたい」
Anne Holthoer
アンヌ・ オルトエールさん
56歳 陶芸家・アーティスト
肩下のセミロングをくるっとまとめたアンヌさんは、髪のカットもカラーリングも自分でするノンサロン派。洗った後の髪にはキールズのヘアオイルをつけ、ドライヤーを使わずにタオルドライして、美しさをキープ。「10年ぐらいしたら、白髪を受け入れてシルバーヘアにするつもり」と。
『ku:nel』2020年11月号掲載
写真 新村真理/コーディネート・取材 鈴木ひろこ/文 今井 恵