【松永加奈のフランス便り11】この夏、テラス席強化中!路上のテーブルが人気です。

松永さん テラス席

パリに暮らして5年目になる〈クウネル・サロン〉メンバーの松永さんに街の様子をレポートしてもらいます。この夏はコロナの影響で、街角ににわかテラス席がたくさん新設されているようです。

フランス人は外が大好き。まだ肌寒い春先でも、陽が射してくれば「太陽が出た!」と言って、芝生や川沿いは人でいっぱいになります。もちろん、カフェやレストランのテラス席も大人気。夏になると店内はガラガラ、テラスは満席…というのもよくあること。そのテラス席が2020年の夏、ちょっとした変化を見せています。

ロックダウン緩和後、フランス政府は飲食店での”人の密”を避けるために、テラス席を推奨。申請すれば9月まで、路駐スペースや歩道にテラス席を設置できることになりました。そしてどのお店も外に座席を新設、増設した結果、現在のパリは、どこもかしこもテラス席だらけになっています。

周りに広いスペースがある場合を除き、ほとんどのお店では、すのこや板などで路駐スペースを囲い、テラスとして使っています。また、歩道にパラソルを立てたり、花を並べたり、人工芝を敷いたり…と、みんなアイデアと工夫を凝らして「新・テラス席」を設置。中には「外ならいいんでしょ」と、ただテーブルを置いているだけのお店もあるので、もはや何でもありな状態といえなくもないですが…。

そして、この状況に大喜びなのがフランス人。もともと店内より外を好む人たち、大喜びでテラスへGO! 目の前をトラックが走ろうが、テーブルが斜めだろうがまったく気にせず、嬉しそうに食事を楽しんでいます。もうすぐ期限の9月ですが「もっと続けて欲しい」という意見が多いのだそう。この「2020年夏限定のやむをえない措置」、フランス人にとってはむしろプラスのできごとだったようです。

路駐スペースの利用でよく見かけるのがこのタイプ。これをベースにカラフルな板や大きなパラソルなど、テラスも日々進化中。

ブランドストリートでは同じ仮設でも、なにかがちょっと違うような…。

往来が激しい場所にも大胆に設置。自転車道の横だからいいのかな、どうだろう?もちろんフランス人は気にしませんが。

スタンディングバー?よく見ると、歩道のポールにトレイ付きの筒を被せて簡易テーブルに!筒を抜き差しするだけというすごいアイデア。

友人といったワインバーの歩道席。早めに着いたらこんな状態で思わず1枚。車も通らず対面で、意外と快適でした。

路地の歩道は狭いので席が出るといっぱいいっぱいに。ここでもポールをうまく利用していました。

通常のテラス席も大拡張。ここは広場なので、隣の店舗との境目がないほどあたり一面全部この状態。

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