手工芸品などが好きな〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの堀川波さん。もっか夢中になっているのが籐を編んでつくるアクセサリーづくり。その魅力を伺いました。
絵を描くことが仕事の堀川波さん。普段から手を動かすことが大好きで、布や紙などを使って暮らしの道具や装飾品を作っています。最近ハマっている素材は籐。竹でも木でもない、東南アジアを中心に自生するヤシ科の植物。軽く、丈夫で、しなやかな素材です。それを使って、アクセサリーや小物をつくるのが楽しくてしょうがないといいます。
「籐でパン皿をつくろうというワークショップに参加したことがきっかけです。パズルみたいに頭を使って、籐を編み合わせ、作品を作っていく工程が楽しくて。無心になって作業していると、脳みそがすっきりするんです。もともとかごが好きなので、自分で編めるなんて最高!と思いました」
日本で古来から受け継がれてきた結びの技術「水引」を研究していた堀川さん。その結びのパターンを籐編みでもできないかな?と、自分なりに手を動かし、ピアスやバングル、髪留めなど小物を作ってみたところ大正解!とてもかわいいアクセサリーができました。
「 籐のアクセサリーはとても軽く、つけていてもストレスを感じづらいのが特徴。バングルやリングなどは金具をつかわなくてもできるので、金属アレルギーなどの方にも安心です。コツさえつかめば、初心者でも数時間で仕上がります。さらにこだわりたければ、コーヒーなどを使って染めてみるのも楽しいんですよ」
「好き」をとことん追求するのが堀川さん。研究を重ね、作り方レシピをまとめた本『籐で作るアクセサリーと小物』(誠文堂新光社)を上梓しました。自作のアクセサリーは周囲に評判で「私もほしい!」という人が多数だったため、オンラインショップを開設することに。籐編みから世界がぐんと広がったのだといいます。