70代エッセイスト・高齢者向け3DK団地の「持たない暮らし」。「ものへの執着から離れたとき、空いた隙間を心地よさが満たす」

『財布は軽く、暮らしはシンプル。74歳、心はいつもエレガンス』(扶桑社)

小笠原洋子さん

キッチンにはなるべくものを置きません。調理グッズや器類などはすべて備えつけの収納に収まる量にしています

キッチン横にあるリビングスペース(洋室6畳)は書斎です。デスクと資料などを置いています。食事は窓際の小さなテーブルでとります

和室は寝室に。以前住んでいた家で高床として使っていた台をベッド及びサイドボードとして採用。タンスは兄の遺品です

洋室(5.7畳)は、好きなものを集めた空間。美術品もちらほらあり、私好みの中東のテイストがちりばめられています。「ワタシギャラリー」と名づけました

40年前に買ったこのスツールが好きで、座面中央が劣化して座れなくなったのに捨てずにいたことが功を奏しました。食卓としては低く、とても小さいのですが、「おひとりさま食」には最適

窓際の小さなエリアを「絶景食堂」と呼んでいます

正面のガラス戸には、メモ用紙をさまざまな形に切り抜いてつなげたモビールが、カーテン代わりの目隠しとして、下げられています

美術エッセイストとして活躍している75歳の小笠原洋子さん。最低限の荷物で、高齢者向けの団地でおひとりさまの暮らしを満喫中。今回はそんな小笠原さんの暮らしをまと ...[続きを読む]

『財布は軽く、暮らしはシンプル。74歳、心はいつもエレガンス』掲載
写真/星 亘(扶桑社)

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