「hal」後藤由紀子さんのマイルール。暮らし設計は1年ごとに見直し、コツコツ小さく徳を積む
静岡・沼津で暮らしの道具の店『hal(ハル)』を営む後藤由紀子さん。50代ならではの装い、台所の工夫、人付き合いのコツなど、暮らしにまつわるさまざまなことを紹介した著書を多数出版しています。日々の生活から生まれるアイデアや気づきは素直で等身大。多くのファンの心をつかんでいます。そんな後藤さんの暮らしのエッセイをお届けします。
今回は新年になり第一回目。後藤さんのお正月の過ごし方と、いつも身に着けている「お守り」について教えてもらいました。
変わらない喜び。お正月の過ごし方
新年明けましたね。おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?
私はここ数年はのんびりゆったりのお正月です。おせちは作らず、お気に入りのお店でオードブルを注文するスタイルに。駅伝を見ることもお正月には欠かせない慣例行事のひとつです。
年末年始はどこか背筋がシャンと伸びる時期ですね。
私はお店を始めたころから、1年単位で意識をするようになりました。
年末になると1年続けられたことに感謝して、来年もまた1年できるかしら、頑張ろう、といったふうに。ありがたいことに今年も「出張hal」やコラボ商品のお話をいただき、もう1年頑張ろうと思っているところです。
また、年の瀬や新年に思うことは、感謝を忘れず、義理と人情を大切に過ごしていきたいということ。
さらに、年始に限ったことではないですが、なるべく徳を積んでおこうと思っています。
例えば……、トイレットペーパーを新しいものに替えたり、洗面台を使ったらさっと拭いたり。人に譲ることを疎まず、譲られたときにはしっかりとお礼を伝えることも忘れずに。そんな、当たり前だけど流してしまいがちな事柄をひとつひとつ大切にしていきたいですね。
お守り的存在のアクセサリーたち
少し前のことですが、ブレスレットを購入しました。以前から使っていた「samulo(サムロ)」のもの。
「samulo」は熊本のジュエリーブランドです。古い石やビーズ、パーツなどを組み合わせたアクセサリーはひとつひとつ表情が異なり、唯一無二の世界観があります。もともとネックレスとブレスレットをいくつか持っていたのですが、たまたま出会うことができて、アクセサリー類の仲間入りとなりました。
「samulo」のアクセサリーのほか、ピアスや指輪は、ここ最近年中ずっと同じものを付けています。季節や洋服が変わっても同じものをつけられるのはシンプルなデザインのものが多いから。石を使ったものが多いこともあり、どことなく守られている気がします。初めてのお仕事のときなど、ちょっと緊張する場面でも、これらのお守りがあれば大丈夫。そんな存在です。
いつものお守りとともに、この一年を健康に、愉しく過ごせますように。
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この記事の
プレミアムメンバー
後藤由紀子
静岡・沼津で器と雑貨の店『hal』を営む。近著に『雑貨と私』(サンクチュアリ・パブリッシング)。ママ向けオンラインコミュニティ「ママカレ」(小田急電鉄)で講師を務めるほか、YouTube「後藤由紀子と申します。」も好評。voicy:ささやき女将のごきげんRadioも2022年よりスタート。
Instagram:@gotoyukikodesu、@halnumazu