年末年始はゆっくり読書!著述家・湯山玲子さんの「我を忘れて夢中になった」3冊

13歳の頃に読んだ『城』フランツ・カフカ 著 前田敬作 訳

測量師のKは、仕事のために城に向かうが、依頼主からは何の連絡もなく、村人に翻弄される羽目に。神秘的な城は外来者に決して門を開かない......。新潮文庫

35歳の頃に読んだ『イビサ』村上龍 著

マチコはパリ、モナコ、モロッコへと快楽に浸りながら旅を続け、やがてイビサへたどり着く。バブルが弾けた時代とリンクした破滅的なストーリー。角川書店

45歳の頃に読んだ『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ 著 土屋政雄 訳

ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの代表作。提供者と呼ばれる人の世話をする介護人キャシー・Hは、奇妙な施設の驚きの真実を回想する。早川書房

誰しも人生の傍に本の存在があるのではないでしょうか。

時に新しい扉を開き、背中を押し、心を癒してくれることも。素敵に年齢を重ねる13人の方々 ...[続きを読む]

『クウネル』2024年11月号掲載 写真/加藤新作、 編集・文/今井恵、矢沢美香

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『クウネル』NO.129掲載

素敵に年を重ねるためにしたいこと、やめること

  • 発売日 : 2024年9月20日
  • 価格 : 1000円 (税込)

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