【私の読書時間】エッセイスト・柴門ふみさんが選ぶ「家族の悩ましさ愛おしさを考える」3冊とは?

『 夜ごとの揺り籠 、舟 、あるいは戦場』
森 瑤子
末娘の問題行動を機にセラピーに通う小説家の私。そのやり取りと母との過去、夫との旅先の現在が同時進行する。文庫版の解説は柴 門さんで「読む年代によって受け取り方が違う良書」と。講談社

『明るい方へ父・太宰治と母・太田静子』 太田治子
父・太宰と愛人だった母・静子さんのなれ初めから妊娠、別れまでを描く。「キザ」「自己中心的」などと太宰の男としてのずるさを容 赦なく指摘。母親の文学的な野心にもふれている。朝日新聞出版

『母という呪縛娘という牢獄』
齊藤 彩
起訴後も罪を認めなかった娘は、 裁判官の言葉に一転、殺害を認め る。「自分のしんどさをわかってくれる人がいると思った途端に目 が覚めて。父親も逃げずに娘を支えているのが救いです」。講談社

著名人の方にクウネル世代におすすめの本を教えてもらう「私の読書時間」。今回は漫画家エッセイスト、柴門ふみさんにお話を聞きました。

『クウネル』2024年7月号掲載 写真/池野詩織、取材・文/丸山貴未子、ヘア&メイク レイナ

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『クウネル』NO.127掲載

くつろげる部屋が好き!

  • 発売日 : 2024年5月20日
  • 価格 : 1000円 (税込)

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