50代のスポーツ。体力増強という老後への投資と思い、続けられる運動を探しています

〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーで、整理収納アドバイザーの青木美詠子さんが「体力増強」を目的に、定期的な運動をすることを決意。卓球かテニスか……、スクール探しのレポートです。

大人になってからの運動は挫折の連続

自分にできる運動を、長いこと探しています。中高とバレーボール部だったので、運動神経はまあまあだと思うのですが、大学から継続的な運動はほぼ皆無。ひとつだけ、ヨガは月1回程、仲間内で友達に習っていて、もう17年に。ヨガは素晴らしく、教室が続く限り続けたいです。

が、最近老後のために、もう少し筋力をつけたかったり、激しめなスポーツへの憧れも強くなってきました。たとえばテレビで80歳のシニアアスリートなど見ると、あそこまでではなくとも、最後までスイスイ動きたい!と思うので。

でも大人になってからの運動は、挫折の連続でした。通い放題のジムから、空手、太極拳、フラダンス、ウォーキング、ランニングなど。どれも続かず。

「サークル」での人付き合いが苦手です

50代には、とある運動サークルにも入会しましたが、そこは元々苦手な女性だけの集団でした。休憩時には人の噂話も多く、質問されて「子供がいない」と言うと「じゃあ、つまんないわね」と言われたり。とても馴染めずに退会。サークルって人付き合いの要素も大きいので、教室より難しいかも、とトラウマにもなりました。

久々に、スカッと爽快になりました

テニスは20代の頃、遊びでやったり、数ヶ月だけスクールに通って楽しかった覚えがあります。それで時々やりたいなあと思ったまま、友達が誰も付き合ってくれず、はや30年以上。でもこの年になると「もう少し先で」は、ない可能性もあるし、早く考えないと、と思っていました。

その気持ちを後押ししたのは、偶然見つけた卓球場で、マシンの打ちっぱなしを体験したこと。マシンなんて初めて見ましたが、機械にコースや速度を打ち込むと、連続で球が飛んでくるのです。バッティングセンターみたいな感じ。初心者用の設定を教えてもらい、いざ!

最初だけワタワタしましたが、実は卓球は大学の体育科目に選んだので、意外と打ち返せました。ラケットに球が当たる音が小気味良かったです。そして「やっぱり球技って、なんてスカッとして気持ちいいんだ!」と久々に感動。その後、卓球台に空きができたので、係の方にご好意で少しフォームを教えていただいたり。1時間ほどの運動で汗だくになり、部活時代を思い出しました。

「スカッと」を求めて

よく考えると、今まで続かなかったスポーツは、私の中で「スカッとする要素」が足りなかったのかもしれません。一概にスポーツと言っても、いろんなタイプがあるので、自分に合うものを探すのは大事かも。私もあれこれ挫折したおかげで、「やっぱり球技が好きなのだ」と気づいたようです。

近所だと、同じ場所が退屈で習慣にできないウォーキングも、知らない場所なら長時間歩くのは大好き。春の花が満開でした。

それでテニスも猛烈に試したくなりました。サークルのほうが安くできるとは知っていますが、以前のトラウマがあるし、技術も忘れているだろうから、まずは教室を検索。すると、授業料は予想通り高めでした。月2回程でいいのに、ほとんどは月4回で1万ちょっと。

でも最近は節約もしているし、これは「体力増強という老後への投資」とも言えるし、これくらいの楽しみはいいかなと思ったり。でも継続的だと、やはり贅沢な気もしたり。自分がいつまで生きるかわからないから、老後へのお金をどのくらい使っていいのかわからないのですよね。

それで安いテニススクールがないか延々探しました。ネットでは安く見えても、電話すると、それは超初心者が最初だけ入るコースで、数ヶ月後に一般クラスに編入されて値段アップとか。前途多難でした。

調べるうちに毎月定額ではなく、「チケット制」が安めと発見。「8回のチケットを3ヶ月で使う」とか。これなら月2、3回になり、毎週続けて行けるか不安な私にもぴったりです。でもチケット制は少なくて、遠い場所だったのですが、思い切って体験を申し込み、電車で行くことにしました。その様子はまた次回に。

運動に限らず、春は数々の体験教室があると思うので、興味あることを調べてみてはどうでしょう。新しく始める人も多いから試しやすいし、合わなければ1回のみで気楽。私もまだ途上ですが、卓球のお試しだけでも、こんなに高揚感があるとは思いませんでした。あなたにとって、スカッとした気分になることは何ですか。

 

 

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この記事の
プレミアムメンバー

青木美詠子

1963年生まれ。整理収納アドバイザーの資格をもち、不定期にさまざまな自宅セミナーを開催。個人へのお片付けサービスも行う。著書に『あおきみさんち、家を買う。』(マイナビ出版)など。長年実践する「冷えとり」に関する著書も。
https://www.aokimi.com/
Instagram:@aokimieko1616

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