スタイリスト厳選のフランス雑貨2。古くから愛されている伝統的なものや職人の手仕事の品
大人も思わずキュンとしてしまうフランスの雑貨たち。部屋を彩るオブジェ、ファブリックから日用品まで、フランスらしさが溢れる旬なアイテムをスタイリスト・荻野玲子さんに紹介してもらいました。
暮らしぶりや想いも垣間見える雑貨たち。
刺繍のハンカチ
「フランスの綿刺繍も大好き。アンティークのハンカチは生地も繊細で、花や縁取りの刺繍が施されていて作りがかわいいのが魅力」。左・1,980円、右・1,650円(コヴィン)
生活に密着した道具や日用品も見た目よし、使ってよし。手仕事の温もりが伝わる独特の形のかごは、牡蠣を拾う際に使われていたもの。
「ブルターニュ地方で古くから作られてきた伝統のかごで、取った海産物を入れてそのまま市場に並べます。これを作れる職人は1人しかいないのでとても希少。作りがしっかりしていて長く使えます」
ブルターニュのかご
「柳を編んだ牡蠣ひろいのかご。ひょうたんのような形をしていて、がっしりとした作り。フルーツなどを飾るのにも活躍します」。2万2,000円(カゴアミドリ0263-50-4475)
また、テディベアはフランス人の子ども時代を象徴する一品。「フランスを代表するぬいぐるみメーカーの『トワヌー(くまのぬいぐるみ)』は、親から子に贈られ、ずっとそばにいる存在として長く愛されています。一つひとつ専門の職人が手作りしているので表情もそれぞれ違い、大人も抱きしめたくなるかわいさ!ギフトにもおすすめ」
〈レ・プティット・マリー〉のテディベア
「クチュリエが製作するくまのぬいぐるみ『トワヌー』。職人の名前とシリアルナンバー入りの証明書付き」。1万5,950円(オルネ ド フォイユ)
〈フェール・シュヴァル〉の洗濯洗剤
「伝統的手法で作るマルセイユソープのブランド。手にやさしく環境にも配慮」。左・フレークタイプの洗濯洗剤400g 3,200円、右・襟や袖の汚れを落とすクレイ配合のステインリムーバー 1,000円(エフィと香りの暮らし0120-4874-99)
お話を伺った方
荻野玲子/おぎの・れいこ
スタイリスト
東京生まれ。岡尾美代子氏に師事したのち独立。ファッション、雑貨、インテリアなど、暮らしまわりのスタイリングで活躍中。2022年に長野県・松本市で、ヨーロッパのセレクトを中心としたヴィンテージ雑貨店『レヴォントゥリ』をオープン。
『クウネル』2026年1月号掲載 写真/加藤新作、スタイリング/荻野玲子、取材・文/矢沢美香
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『クウネル』NO.136掲載
なにしろ「フランスびいき♡」なもので
- 発売日 : 2025年11月19日
- 価格 : 1,080円 (税込)