50代おひとりさまのリアルな食生活。ひとり暮らしを支えるつくりおきと15年食べ続ける朝ごはん

「アラフィフからのおひとりさま生活」を発信している50代インスタグラマーのようさん。2DKの築古賃貸アパートでのシンプルライフが幅広い世代から支持されています。ここでは、ようさんの素敵な暮らしぶりを切り取った著書『50代、賃貸ひとり暮らし。 ものを手放して見つけた、 私らしい日常』より、リアルな食生活についてお届け。手間を最小限に抑えて、しっかり栄養がとれるシンプルな食事に注目です。

50代、子どもの独立で賃貸ひとり暮らしに。引っ越し前にやってよかった「捨て活」からの続きです。

インスタフォロワー5.7万人の暮らしをまとめた一冊

長男・長女の独立をきっかけに、人生2度目のひとり暮らしをスタートしたようさん。家族と暮らしていた3LDKの家を離れ、今は2DKの築古賃貸アパートで、最小限のお気に入りだけに囲まれた暮らしを満喫しています。

ようさん PROFILE:社会人の長男と長女がいる50代のエステティシャン。子どもの独立を機に、2DKの築古賃貸アパートへ引っ越し。インスタグラム(@ohitorisama_kurasi)で、おひとりさま生活を発信中。

ようさんのモットーは「自分で自分をごきげんにする」こと。本書では、ひとり暮らしを始めるにあたっての物件探しから、現在のインテリアや収納、仕事や趣味、健康まで、ようさんが日々大切にしている暮らしの工夫を紹介しています。

さらに、お金のことや将来への不安との向き合い方など、気になるテーマについても、ようさんらしい視点で語られています。

今回は〈クウネル・サロン〉の読者のために、本書の中から一部記事を特別に紹介します。

※これより下の記事は『50 代、賃貸ひとり暮らし。 ものを⼿放して⾒つけた、 私らしい⽇常』(扶桑社)からの抜粋です。

 

おひとりさまのリアルな食生活

ひとり暮らしになり、自分のためにつくる食事はもっぱらシンプルになりました。煮ものや炒めものなどの和食が中心です。また、月に2回、実家からの仕送りで野菜が届くので、それを活用したつくりおき生活を続けています。

なぜ、つくりおきをしているかというと、仕事で疲れてヘトヘトになって帰ってきて、料理をしたくないからです。元気があるときや、時間に余裕のあるときにつくっておけば、温めるだけですぐに食べられます。そうすると、料理をするのが義務ではなく、より楽しいものになります。

つくりおきを始めてから、食費もそれまでの半分以下に。「家に帰ればすぐに食べられるものがある」と思うと、仕事帰りの寄り道も減り、ついでに必要ないものを買うことが少なくなったことも大きいと思います。

月に2回、農家である実家から届く仕送りでつくりおき。休日3時間ほどで完成

仕送りの野菜が届いたその日から2日後までのうちに、6品ほどつくりおきを仕込みます。半日で一気にまとめて仕込む日もあれば、隙間時間にさっと1、2品つくる日もあります。

つくる量は、子どもたちと一緒に暮らしていた頃と変えていません。たとえばお肉は600gなど、お得用の大きめパックを買ってきます。調味料の量など勘も働くので、同じ分量でつくるほうがスムーズなんです。

ご飯は4日分の約3合をまとめてティファールの鍋で炊いて、そのまま鍋をおひつ代わりにして冷蔵庫で保存。おみそ汁は、そのときに冷蔵庫にある野菜を具材にして、多めの量をつくり、鍋ごと冷蔵庫で保存しています。

ご飯とおみそ汁は食べる直前に温めるだけなので、時短にもひと役買ってくれています。

ある日の晩ごはん。定番メニューの「鶏もも肉の照り焼き」と「野菜の塩焼き」に、おみそ汁を添えて

買い物は週に1〜2回、なるべく冷蔵庫の中のものを使いきってから行くようにしています。残り少なくなった食材でつくれるメニューを考えるのも、ゲームみたいで楽しいです。おかげで、食材をムダにしてしまうこともなくなりました。

調味料は、小さめサイズで、いろいろな料理に応用ができるものを愛用中。冷蔵庫のドアポケットに収納しやすいのもメリットだと感じています。さらに、つくりおきを通じて日々の食事と向き合うようになったせいか、なるべく添加物の少ないものを選ぶようになりました。

15年食べ続けている朝ごはん

15年間以上、朝食のメニューは変わらず、納豆ご飯、目玉焼き2つ、おみそ汁と決まっています。メニューを固定したことで、朝食から身支度までの行動がルーティン化。時間を有効に使えるようになったと感じています。普段の買い物も、冷蔵庫の納豆と卵の残り個数を見て買い足すだけ。悩むことがなくなったのも大きなメリットです。

目玉焼きを2つにしているのは、たくさんタンパク質を摂るため。私の場合、朝食でタンパク質を摂っておくと、日中しっかり体を動かすことができるし、疲れにくいという実感があります。健康な肌づくりにもいいのかなと思います。

エステティシャンの仕事は体力勝負なので、朝食はパンよりも腹もちがいいと感じるご飯を選ぶようになりました

ご飯は、いろいろと試してみた結果、今は同量の白米と玄米に、もち麦や雑穀米、大豆を一緒に炊くことが多いです。ただ、「必ずこの配合で」といったルールは決めていません。白米と玄米をベースに、そのときにあるものを足す、という無理のないスタイルで継続できるようにしています。

納豆には、お酢と亜麻仁油(またはエゴマ油)を小さじ2杯ずつくらい入れています。お酢を入れると、カルシウムや鉄分の吸収がよくなるというのをテレビで観てからさっそく実践。納豆のにおいが和らいで、食べやすくなったので続けています。

亜麻仁油は、ダイエットや体にもいいと聞くけれど、なかなか毎日の習慣にするのは難しかったので「毎日食べる納豆に入れてしまおう」と思い、入れるようになりました。

そのほかにも、抗酸化作用があるというゴマをご飯にパラリ。カルシウムやクエン酸が豊富な梅干しを1粒追加するのも鉄板。そこに、普段多めにつくっているおみそ汁を温めて、私の朝ごはんが完成です!

体は、食べたもので変わっていくと思います。これからの健康のために、無理なく取り入れられる習慣を続けていきたいです。

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