あのスポーツの祭典を振り返り。しらけムード一変!結局パリ市民が最高に楽しんでいた

自転車ロードレースのコースになったため、車が通れなくなり片側が歩行者天国になったオペラ大通り。この通りのど真ん中をこんなふうに歩けるなんて奇跡のよう。

期間中、中心部の車通りがだいぶ少なくなっていて、普段なら難易度最高レベルな凱旋門まわりのラウンドアバウトも、今なら運転できるかもしれない と思うほどだった。

エッフェル塔からの眺め、その1。セーヌ川の向こう側のトロカデロ庭園には、毎日メダリストたちと一般の観客が喜びを分かち合うチャンピオンズパークがあった。

エッフェル塔からの眺め、その2。反対側のシャン・ド・マルスにはビーチバレーやブラインドサッカーのスタジアム、その奥には柔道やレスリングの会場となったグラン・パレ・エフェメール。上から見る景色がずいぶんわってく。

エッフェル塔からの眺め、その3。チュイルリー公園に設置された聖火台の気球。こうして見ると、まるで元からあったかのようにパリの街になじんでいる。

日本選手も活躍したスケートボードやブレイキンなどのアーバンスポーツが行われたコンコルド広場。ここも車がまったく通らない姿はなかなか見られないので貴重。

一つくらい日本の試合が見たいと追加で購入したバレーボール女子予選、日本とポーランドの試合。まさかパリで「ニッポン チャチャチャ」を叫ぶことになるとは 。

パリ市庁舎前広場では巨大スクリーンでのライブビューイングや、さまざまなスポーツの体験コーナーがあった。今回、パラスポーツへの注目もかなり高まったと思う。

チュイルリー公園の、普段なら子どもたちが舟あそびをしている大きな池の上に置かれた聖火台。昼間はこうして地上に留められている。

高さ30メートル、炎の輪の直径は7メートル。200個の高圧噴霧ノズルから出る霧を40個のLEDで照らした、燃料を一切使用しない「電気の炎」。ギリシャのオランプから採火された本物の聖火はすぐ近くに展示されていた小さなランプで燃えていた。

期間中は毎晩、日が暮れると聖火台が空に浮かび上がり、とても幻想的な風景が見られた。

ルーヴル美術館とチュイルリー公園の間にあるカルーゼル凱旋門から覗く聖火台。

試合前には必ずフリージュが登場して観客に愛嬌を振りまいていた。

少なくとも150万個売れたというフリージュのぬいぐるみ。

パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISの主宰・荻野雅代さんと桜井道子さんおふたりが、毎月交替でフランスから日々の暮らしをご紹介。今月は桜井さんが、 ...[続きを読む]

撮影・文/桜井道子

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トリコロル・パリ

荻野雅代さんと桜井道子さんのユニット。パリとフランスにまつわる情報サイトTRICOLOR PARISを主宰。最新ニュースやカルチャー、旅行・観光情報をはじめ、さまざまな情報を発信している。初のエッセイ『フランスの小さくて温かな暮らし365日~大切なことに気づかせてくれる日々のヒント』(自由国民社)は6万5000部のヒットに。
https://tricolorparis.com/

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