スノーボーダーが手がけた、曲線が美しい内装と家具の家ースノーボーダー・佐々木陽子さん【住まいと暮らしvol.62】

山に向かって南側、西向きに配置したキッチン。「いつも温かい光が差し込むのは、北海道の冷涼な気候ならではのような気がします」

 

家の周りには約20本のブルーベリーの木が。そのほか庭の果実や野菜は、さまざまな方法で保存して、一年中楽しんでいるそう。「毎年たくさんの実が成るので、そのまま食べるのはもちろん、ジュースやジャムにしたり、冷凍保存しています」

玄関に敷かれているのはキリム。「夫がトルコの市場で見つけてきました。遠く離れた国とビデオ通話しながらの買い物は、とても楽しいです」

玄関から半階上がるリビングは、仕切りのないひとつの空間に。「縦にも横にも吹き抜ける風が心地よいです。玄関からの光も差し込み、角度を緩く作った階段越しに抜ける緑の窓の景色もお気にいりの景色です」

「キッチンの流れるような曲線のデザインは、滑る人ならではの美学だと思います」と佐々木さん。

陶芸が好きで、10年以上少しずつ作り続けているそう。「子どもたちと一緒に作ったお皿で、庭の野菜や夫の獲ってくる鹿肉を食べると、特別おいしく感じます」

ウッドデッキでよく食事をするという佐々木家。「夏は朝も昼も、外ごはんにすることも。従兄弟たちや友達を集めて、流しそうめんも毎年楽しんでいます」

昨年庭の花壇を作り直したという佐々木さん。「友人で、植物療法士でもある山地かおりさんにアドバイスをもらいながら、もともとあった花を生かしてレイアウトを変えたり、新しい花を加えました。素敵になった花壇が今、花の見頃を迎えています。彼女が薬草や花で作る“harukashi”のブレンドハーブティーは、その日の気分で飲むと、とても体に沁みます」

庭で育てているパプリカ。「夏の間はできるだけ、自分たちで食べるものは自分で作っています」

佐々木さんが手がける、女性向けスノーボードブランド『SECCA snowboard』のスノーボード。鮮やかなグラフィックがおしゃれ。

札幌近郊で滑る佐々木さん。「札幌市中央区にある自宅は、スキー場も海も30分圏内。自然に囲まれ、山にも海にも近く、川遊びや山菜採りなど遊びに事欠きません。街の中心部へも15分もあれば行ける便利さは、私にとって最高の場所です」

部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回の清水里織さんのバトンを受けてご登場いただくのは、スノ ...[続きを読む]

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