雑貨店店主が建てたアンティーク家具が似合う家ーPEDLAR・松井由起子【住まいと暮らしvol.58】

ロフトから見たリビング。「カーテンをつけていないので光がたっぷりと入り、吹き抜けということもあり広々として気持ちのよい空間です。家族はみんなここで過ごすことがほとんどです」

「料理は得意ではないけれど、器が好き。店で取り扱っている作家さんのものやクラフトフェアで購入したものなど。こちらの引き出しは、小皿コーナー」

薪ストーブは『Vermont castings』のアンコール。「田舎で薪はもらえるので、冬の暖房費はゼロ。体の芯まで暖まります。冬は、ピザや焼き芋を作って食べるのが楽しみです」

松井さんの愛犬バディ。「ラブラドールは4代目。今までは、保護犬でしたが、今回は、盲導犬協会からキャリチェンジ犬を迎えました。30キロもありますが、甘えん坊です」

松井さん宅の掃除道具。「デザインがかわいいので、あえて見えるように飾っています。右から2番目のものは、デンマークで作る職人さんのソフトブラシ。ほかは、ドイツのREDECKER社のもの」

家にはいつも花を飾るようにしているという松井さん。「花屋で買うことはなく、庭に咲いている花や、犬の散歩途中で見つけた野花を飾っています。この時期は、庭に咲いていたどくだみを飾っています」

家のラグは、ほとんどがトライバルラグ。「家具は無垢の木で、重厚感のある赤との組み合わせがとても気に入っています」

子ども部屋にも、時間をかけて集めたアンティークが。「特にヨーロッパのろくろ脚のものが好きで、子どもの勉強机やダイニングテーブルも、ろくろ脚のものを選んでいます」

2階の寝室。「チェストは、海外製に見えますが、実は日本のもので夫が塗装しました。窓からの景色が最高で、いつも鳥のさえずりで目が覚めます」

ウッドデッキは、愛犬もお気に入り。「これも夫が制作しました。夫のこだわりがすごく、表からビスが見えないような作りになっています。休みの日は、ここで昼からビールを飲みます」

自分たちでできることは自分たちで作る、ハーフビルドで家を建てた松井さん。「外壁は、ウエスタンレッドシダーを割って薄い板にしたものを1枚1枚、2か月近くかけて貼りました」

庭にあるトレリス。「庭にジャスミンを植えたくて、トレリスを探していました。自分たちのイメージのものがなかなかみつからず、結局自分たちでデザインして、鉄工所で作っていただきました」

夫と共通の趣味だというガーデニング。「花屋の友人からアドバイスをもらいながら、3年近くかけてやっと理想の庭に完成しました。休日の午前中は、ほんんど庭で剪定や植え込みをしています」

庭の先端に作ったスカイデッキ。「見晴らしがよく、夏の夜はここにテーブルと椅子を置いて、星を眺めながら食事をしています」

隣の畑で採れたプラム。「あまりにもたくさんいただくので、そのまま食べるのはもちろん、毎年ジャムにしています。子どもも大好物!」

キッチンの様子。「ごちゃごちゃしているのが好きではないので、できるだけ収納にしまい、すっきりと見せています。家具職人をしていた主人がキッチンも制作しました」

松井さんのお店「PEDLAR」は、今年で21年目。「国内外の、華やかでないけれど、普段の暮らしがちょっと楽しく、豊かになるようなものを集めています」

部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回のササキサキコさんのバトンを受けてご登場いただくのは、 ...[続きを読む]

SHARE

IDメンバー募集中

登録していただくと、登録者のみに届くメールマガジン、メンバーだけが応募できるプレゼントなどスペシャルな特典があります。
奮ってご登録ください。

IDメンバー登録 (無料)