厳選したものだけに囲まれ、マイナス20平米の暮らし替え。インテリアスタイリスト・洲脇佑美さんのくつろげる部屋(後編)
ほっとする、リラックスできる、落ち着く。クウネル世代にとって部屋は、くつろげることが大切です。それは、家族の形態が変わりひとり暮らしをするようになっても、実家を引き継ぎリフォームすることになっても、都心から自然豊かな地に暮らし替えをしても、そしてパリのアパルトマンでも。自分のスタイルとさまざまなストーリーを持つ16組のくつろげる部屋をお届けします。今回はインテリアスタイリスト・洲脇佑美さんのお部屋です。
間取り
もの探しのプロが厳選した品だけが並ぶ家。
アンバー色の落ち着いた木の床、マットな白い壁、光の入り方が計算されているであろう窓の配置など、「上質なシンプル」が、洲脇さんをワクワクさせてくれました。取っ手やスイッチカバーなどのパーツなど、細部への愛情も感じます。唯一のネックは広さ。80平米ほどあった前の家から、現住まいは約57平米に。部屋がひとつなくなり、おおよそ2/3に縮小されました。引っ越しのときに、「軽トラ1個分」のものを手放し、さらっと身軽になって、新生活をスタートさせました。見直しの対象となったのは、前のマンションで一度も使わなかったもの。3年間、一度も出番がなかったのだから、きっとこの先も……、と厳しくジャッジしていったといいます。
暮らしがきゅっとコンパクトになった分、「好き」の密度は高まり、自分らしさがより凝縮されたといいます。
「好きなもの、美しいと思ったものだけが、目の届く範囲にきゅっと並んでいる様子は、満たされた気持ちになります」
PROFILE
洲脇佑美/すわき・ゆみ
インテリアショップの店員、スタイリストのアシスタントを経て独立。雑誌や書籍、広告などのインテリア・料理のスタイリングで活躍する。Instagram:@suwaq
『クウネル』2024年7月号掲載 写真/加藤新作、取材・文/鈴木麻子
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『クウネル』NO.127掲載
くつろげる部屋が好き!
- 発売日 : 2024年5月20日
- 価格 : 1000円 (税込)