春は片づけの季節!整理収納アドバイザー直伝。クローゼットすっきり化の鉄則は「全出し」
〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーで、整理収納アドバイザーの青木美詠子さんに収納のコツを教わる連載。今回はクローゼットの整理のコツを教えてもらいました。冬ものを片づけるこの季節、重い腰を上げて一気にお片付けしませんか?
衣替えとともに「全出し」
TOP写真は、うちのクローゼットの物を全部出したところです。私はこの状態を見るのが好き。物がないって本当にすがすがしいと再認識します。うちでは年に2回はカラにし、掃除もしています。
(→前回のクローゼットお片付けの記事を読む)
片付けって気が重い方が多いと思いますが、「いやだなあ」と思う間を与えず、「春の全出し祭り」みたいな感じで、やみくもにカラッポにしてみてはどうでしょう。家全体だと途方にくれるので、まずどこか1ヶ所。
考える時間や物の量にもよりますが、1日おさえれば大丈夫かと。翌日に持ち越しても、引っ越し気分が味わえます。
不要服は寄付という選択も
不要な服は、昔も何回か出した「古着de ワクチン」へ。お金を出して申し込みます。その古着は海外で販売され、子供のワクチンの費用にもなるそう。
私はメルカリなどのフリマサービスが、手間とやりとりが苦手でできず、リサイクルショップ利用が多かったです。でも査定は衝撃の安さでモヤモヤ。それで近所のリサイクルショップにただで渡したりもしました。最初からそのほうが、なぜかすがすがしい気分なのです。
それと同じで寄附的な役立て方も自分の気持ちには、しっくりきました。災害時以外はあまり寄附もできていないので、いい機会とも思えます。
「本当にいるの?」と自問を繰り返し
さて、服の処分の基準は人それぞれですが、即効果を出すなら「大胆に」が鉄則。でも私は迷って戻したりも。でも全出ししては、それを3回くらい繰り返すと、「着ないのに毎回何やってるんだ!」とついに処分できます。
今回「古着de ワクチン」の袋が巨大だったので、せっかくだから埋めようと、迷った物も思い切れてよかったです。
その後、絶対にいる服を戻していきます。疲れたら休憩がてら、カラにした部屋を眺めながら、「今度こそ美しく、少なく戻そう」と考えつつ、簡単なお昼を食べたりするのも好きです。
次は引き出し。日頃の収納は「洗濯したままハンガーで」が多い私。でもシワになってもいいものは、「たたむ収納って、ここまで場所をとらないんだ!」と認識したので、特にオフシーズンのものはヘタでもたたんでいます。
すっきり気持ちよく整いました!
私の洋服(整えました)。全体的に多いのですが、多い理由もある程度納得しているので、ここに入ればよしとします。
終わると、やはり大きな達成感があります。またそこまで物が減らなくとも、手を入れた場所は、いい気が流れているよう。物の位置も完全に把握でき、取りやすくて嬉しくなります。ぜひ「やみくもに全出し」してみてください。
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この記事の
プレミアムメンバー
青木美詠子
1963年生まれ。整理収納アドバイザーの資格をもち、不定期にさまざまな自宅セミナーを開催。個人へのお片付けサービスも行う。著書に『あおきみさんち、家を買う。』(マイナビ出版)など。長年実践する「冷えとり」に関する著書も。
https://www.aokimi.com/
Instagram:@aokimieko1616