【住まいと暮らしvol.47】理想はずぼらだけど美しさを感じる、自分らしい住まいー編集者 望月早苗さん
部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回のかのうかおりさんのバトンを受けてご登場いただくのは、編集者の望月早苗さんです。
望月さんの暮らしのルール
1)「トントンと、揃える」これだけはする
2)いろいろなところに家族の居場所をつくる
3)気楽で、楽しくて、心地いい、を大事に
子育てライフスタイルの編集長、雑誌や書籍などの編集を手がけ、現在フリーランスの編集者として活動する望月さん。ファイナンシャルプランナーとして個人コンサルをしたり、仕事のディレクション、整理収納アドバイザーなど、暮らしを整える仕事を幅広くされています。
「一体何をしている人なの?という感じですが、広くとらえて、やっぱり編集者なんです(笑)。人の暮らしもお金のことも、家を整えるのも“編集”。さまざまな点を丁寧にとらえ直して、つなぎ合わせてみると、その人らしい生き方がちゃんと見えてくる。そこを考えていくのが、編集と同じなのかなと思っています」
家のなかのことも同様に、どう心地よくいられるかを考えているそう。
「自分の好きや美しさ、家族の存在など、いろいろなことが入り混じりますが、整っていることが最適解ではなく、感じよく散らかっている状態や、どうしたら気楽に過ごせるのか考えたり。ずぼらのなかの美しさのようなものを探しています。
広々としているところ、窮屈なところ、明るいところ、暗いところ、風が抜けるところ、ピタッと止まるところ、ザワザワしているところ、そのメリハリがあるのが家なのかなと。いつも誰かの気配を感じながら、小さくても使いやすく、楽しい家になるといいなと思っています」
profile
望月早苗/もちづきさなえ
編集者。2024年1月スタートの〈KOMAZAWA COMOREVI MAGAZINE〉編集長。独立系FP。日々の暮らしや時間の使い方、お金のことなど、生活全般にわたるコンサルティングも手がける。高2、小5、小1、2男1女の母。
Instagram@sanae.mochizuki
望月さんがバトンを渡すのは、「サルビア」を主宰するセキユリヲさん。「仕事、子育てを共に励まし合う、同世代のクリエイター。同じ視座で、自分の周りからコツコツと暮らしや社会を良くしていきたいと願う仲間です」と望月さん。セキさんの暮らしは、1月中旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。