換気扇とガスコンロのしつこい汚れを撃退!整理収納アドバイザーがたどり着いた掃除法

〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーで、整理収納アドバイザーの青木美詠子さんの大掃除のコツは?第一弾の「窓拭き」に続いて、換気扇とガスコンロの掃除法です。

step1_換気扇のファン

換気扇とガスコンロの掃除をご紹介します。まず換気扇の外せるカバーは、植物由来の多目的な洗剤えがおの力」とスポンジで洗います。ここはそんなに汚れていないので。

取り外して、そっと、引っくり返しつつ。

次にシロッコファンなどのパーツ。割り箸やウエスで汚れをざっとぬぐい、つけ置きします。ステンレスの金だらいにゴミ袋を入れ、給湯器から50度のお湯をはって。2Lに大さじ1の割合の酸素系漂白剤を入れ、ゴミ袋を閉じて30分程置きます。ただしアルミ製は変色の可能性があるのでNG。効果は弱そうですが、中性洗剤で(アルミ用のつけ置き洗剤もネットで発見しました)。

取り出すと、かなり落ちていて嬉しくなります。間に残った汚れをブラシで掻き出して。

完成!塗装が取れた部分は数年前、私が塗装物なのに煮洗いしてしまったから。

step2_キッチンの壁

つけ置き中に壁を拭きます。よく落ちて二度拭きがいらない「消毒用エタノール」か「アルカリ電解水」で。エタノールで白くなる可能性がある素材(アルミなど)には注意ですが、電解水も同様に使用不可の素材があるのでご確認を。心配なら、中性洗剤→水拭きで。

シロッコファンが入っているダクトの中も、アルカリ電解水で。浸け置き風に一度拭いた後、少し時間を置いて拭いています。でも腕が入る部分は限界もあり、ざっと。

上部は完成!日頃からキッチンパネルの油跳ねなどは、「白雪ふきん」の台拭きで水拭き。すぐなら、水で落ちます。

step3_ガスコンロ

次にガスコンロ。外せないところは、アルカリ電解水で濡らしたキッチンペーパーで「湿布」。

湿布して拭いても落ちない金属部分の焦げつきは、私は多少傷がついてもいいので、濡らした耐水ペーパーでこすり落としています(目が細かい2000番で)。必ず目立たないところで試してから!また傷がつくと、次から汚れもつきやすくなるので、これは最終手段。そうなる前に拭くのが理想です。またネットではいろんな「焦げ取り」の洗剤も見ました。

昔、ガス台のこびりつきを放置していた頃、「リンナイ」のサイトで「スクレーパーS 」を発見。驚くほど汚れが取れましたが、ガラストップ専用です。今は調理後に必ず水拭きするので、使わずにすんでいます。

ゴトクはつけ置きか、より強力な煮洗いで。1Lに大さじ2の割合の重曹を水から入れ、ふきこぼれないように10分程。汚れがゆるんだら、耐水ペーパーでこすり落としています。

煮洗い用にしている「野田琺瑯」の大鍋〈ホーロータンク29㎝〉で。鍋も含め、アルミや塗装物はNG。

コンロのパーツも、シロッコファンをつけていた酸素系漂白剤の液に交代で入れておきます。汚れが浮き、スポンジでも簡単。

パーツを戻して完了!達成感ありです。

カバーも取り付け、全工程終了!ここで換気扇の「お手入れランプ」を消すのが快感です(年3回程は掃除)。

【魚焼きグリルについて】

我が家は、グリル専用の調理器具「ココット(※リンナイ社製専用)」を取り出して、わりと簡単に洗えます。網のお掃除が大変と思う方は、最近は網の上に乗せる、同様の「グリルプレート」もあるので、ぜひ検索を。

コンロ周りはやはり、つけ置きや煮洗いが効果的です。また日頃は汚れが飛んだ瞬間(もしくは1日の終わりでも)に水拭きすれば、大掃除を助けます。私も昔は無理でしたが、習慣になった今は、溜めた汚れを取るほうが億劫。せっかくきれいにしたら、ガス台だけでも水拭き習慣を始めませんか。

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この記事の
プレミアムメンバー

青木美詠子

1963年生まれ。整理収納アドバイザーの資格をもち、不定期にさまざまな自宅セミナーを開催。個人へのお片付けサービスも行う。著書に『あおきみさんち、家を買う。』(マイナビ出版)など。長年実践する「冷えとり」に関する著書も。
https://www.aokimi.com/
Instagram:@aokimieko1616

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