整理収納アドバイザーが掲げる、片づけ・5つの努力目標とは?物置きをスムーズに整頓
〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーで、整理収納アドバイザーの青木美詠子さんに収納のコツを教わる連載。今回紹介するのは前回に引き続き、物置部屋(小屋裏収納)の収納事情。青木さんの5つある収納の努力目標も伺いました。
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物置きは、とにかく「アクセスの良さ」が大事!
我が家の3階にある物置部屋(小屋裏)の収納をご紹介します。まずは前回お見せしたのと反対側にある細長いスペース。雑多な物ばかりで、きれいではないのですが。
物置は、なんとか「アクセスをよくする」ことが重要だと思います。「その物に到達できない。何があるかわからない」だと死蔵品が増え、どんどん「開かずの間」へと。それを防ぐため、私なりの努力目標を5つあげてみました。ひとつずつ、ご説明を。
1.狭くても通路を確保。
屋根裏のような場所では、物をどんどん置いていくと、部屋の奥に行けなくなることも。そうなったら終わりです。TOP写真は両サイドに物を置き、細い通路は死守しています。右側は予備校講師である夫の仕事関係のものですが、出し入れもさっとできるようです。
2.小さい物はバラバラに置かず、引き出しに
「ちょっとこの上に」と軽い気持ちで置いた物が、積み重なることって多いですよね。それが崩れてジャングルのようになっている部屋をテレビ番組で見ることも。そうなったら、やる気を起こすのも一苦労なので、せめて秩序を保つべく引き出しを使いましょう。その中がグチャグチャだとしても、ジャングル化は防止できるので軽症ですみます。
3.形が定まらないものは、四角い箱に
物置に置く物は形もいろいろです。そのせいでビシッと収納できず、ごちゃつくことも。箱に入るサイズならば入れてしまうほうが、秩序が保たれます。
4.箱を重ねたら、その上に物を置きすぎない
箱タイプの収納には、上に何か置くと「いちいちどかさないといけない」という宿命があります。なので上には、即移動できるものを少なく置くように(本当は何も置かないのがベスト)。
まず小さい範囲をきれいにしてみましょう
5つの努力目標は、これまでの経験や失敗から徐々に形作られてきました。もちろん物を減らすのが最もアクセスしやすくなるので、物の多さに嫌気がさしている人は、大幅に減らしてみては。見て見ぬふりをしていると、重大な事案に発展するので、早めに手を打ちましょう。
やる気が起こらない場合は、手前の「1メートル四方だけやろう」とか、「今日15分でできる範囲だけやろう」とか小分けにし、そこが「きれいになった!」と成果が出ると、どんどん続けてやれたりもしますよ。終わった後のスッキリ感、達成感を味わうべく、小さい範囲からぜひ。
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プレミアムメンバー
青木美詠子
1963年生まれ。整理収納アドバイザーの資格をもち、不定期にさまざまな自宅セミナーを開催。個人へのお片付けサービスも行う。著書に『あおきみさんち、家を買う。』(マイナビ出版)など。長年実践する「冷えとり」に関する著書も。
https://www.aokimi.com/
Instagram:@aokimieko1616