沖縄に暮らすデザインユニットSANKAKUが本気で案内pt.2!穴場ビーチやたとえばぜんざいの食べ比べとか

もし友達が「沖縄」に行きたいと言ったらどこに案内しますか?
沖縄にゆかりのあるデザインユニットの、SANKAKUの3人にそんな質問をして、おすすめスポットを教えていただきました。
もし友達が「沖縄」に行きたいと言ったらどこに案内しますか?

やっぱりビーチ。読谷には『瀬名波ガー』のように朝も夕もきれいなビーチがあるし、ドライブしがてら遊びに行ってください。

車で走っていると、ちょうどお腹空いた頃合いに、道路沿いに沖縄そばの店がポンと出てきたりする。あと景色がいいカフェもある。

だから沖縄では車を借りて、時間に縛られずに楽しんでほしい。
おすすめ5/『瀬名波ガー』
読谷村(よみたんそん)にある『瀬名波ガー』は海浜の岩場から湧き水が流れ出ている。「美しい夕陽が眺められる浜ですが、実は朝がおすすめ」(サユリさん)。戦前は日常的な飲料水や赤ちゃんが生まれた時の産湯に使う貴重な水源だったため、今でも水の恩に感謝する儀式が行われる。

『瀬名波ガー』
住:中頭郡読谷村瀬名波
おすすめ6/『一月と八月』
コーヒーとトーストがおいしい那覇市の小さな喫茶室『一月と八月』は、サユリさんのお気に入り。「オーナーご夫婦の人柄に惹かれ、お客さんはみなカウンターでおしゃべりしていきます」。ゆったりした店内には、2人が集めた古いランプや道具が、まるで自宅のリビングのように並ぶ。

『一月と八月』
住:那覇市小禄3-5-7
https://www.instagram.com/ichigatsu_to_hachigatsu_antiq/
おすすめ7/『ひがし食堂』
近所の老夫婦や親子連れ、学校帰りの学生など、沖縄北部の日常が見える『ひがし食堂』。「ふわふわの氷を練乳と煮た金時豆で食べるミルクぜんざいは、中に白玉が隠れています」(ミカさん)。沖縄そばからゴーヤーチャンプルーまで、胃袋を満たすメニューはどれもリーズナブル。

『ひがし食堂』
住:名護市大東2-7-1

一度にあれこれ欲張らず、エリアを決めて遊ぶのがいいですね。

ぜんざいも食べ比べてみて。金時豆を使うのは一緒でも、煮詰め具合や甘さも違うし、氷の削り方も違う。何度食べても飽きませんよ。

お土産には沖縄の伝統菓子を。『座波菓子店』には昔ながらの焼き菓子がいっぱい売っていますよ。
おすすめ8/『ten』
器や服、オブジェなどを扱うサユリさん夫妻のセレクトショップ『ten』では、夏の間はSANKAKUの服を常設するので、実際に着てみたいという人はぜひ。寺門広気さんや近藤文さんの器、関昌生さんのワイヤーオブジェなど、ほっこりやさしいデザインのセレクト。

『ten』
住:中頭郡北中城村島袋1497
https://www.instagram.com/ten.insta/
おすすめ9/『Roguii(ロギ)』
日替わり3種のランチが人気の『Roguii(ロギ)』は、旧外国人住宅を改装したミカさん夫婦が営むカフェ。水曜日〜土曜日にオープンし、水木はケーキ、金土はパンのテイクアウトも。広い庭には緑がいっぱい。高台で見晴らしがよく、庭を眺めながらランチ、お茶とケーキが楽しめる。

『Roguii(ロギ)』
住:沖縄市与儀2-11-38
https://www.instagram.com/roguiiinfo/
お話を伺った方

SANKAKU/さんかく
デザインユニット
左から、大城サユリさん、新垣ロミさん、山城ミカさんの3人それぞれが、インド綿を中心に、涼しくて着ていて楽しくなる服を手作りするユニット。展示会を中心に、東京、金沢、沖縄、台湾で販売。Instagram:@3.sankaku
OKINAWA MAP

東京から那覇空港までは約2時間50分。沖縄では那覇空港から国際通り、首里、浦添方面まで通る「ゆいレール」以外の交通機関は、路線バスかタクシー、そしてレンタカーとなる。とくに交通事情があまりよくない聖地巡りや中部、北部方面には、レンタカーを利用するのがおすすめ。
また有名ホテルを起点としたバスもバリエーション豊かに見つかるので、目的地や参加したいアクティビティにあわせて、それらを選択するのもアイデア。
写真/G-KEN、取材・文/今井 恵
SHARE

『クウネル』NO.134掲載
それゆけ!大人のニッポン観光
- 発売日 : 2025年7月18日
- 価格 : 1,080円 (税込)