食や健康をテーマに編集とライティングを行う高橋敬恵子さんの朝の定番「納豆ポケットパン」のレシピを紹介します。
いつもは全粒粉やライ麦など黒っぽいパンを定番にしている高橋敬恵子さん。でも、「これだけは食パンでないとおいしく作れない」というのが、納豆ポケットパン。料理家の土井善晴さんのアプリで出合ったレシピをもとに、あれこれ試して自分好みに着地したお気に入りのメニューだそう。
納豆は香りがよくて、豆の硬さをしっかり味わえるものを使用。よくかき混ぜた後、フレーク状の海塩を指先でつぶしながら散らし、多めのコショウと粗く刻んだ大葉を加えて丁寧にパンに詰めていきます。
「サンドイッチ用の薄いパンに挟んでもいいけれど、端から納豆がこぼれ出てしまう。ひと手間かけて食パンに切り込みを入れ、ポケットを作って納豆を詰めたほうがよくなじむんです」
焼くのはフライパンで。オリーブオイルを引いてパンに染み込ませるように、フライ返しでギューッと押し付けるのがおいしく作るポイント。
「そうすると噛みごたえのあるいい味に仕上がります。包丁で切るときにザクッと音がすれば大成功。ふわふわしていると何だか物足りなくてだめなの」
一口食べてみると納豆の香ばしさが口に広がり、ビールにもマッチしそう。涼しくなると納豆の旨味が増すと感じているといい、これからの季節、出番が増えていくようです。
●納豆ポケットパンの作り方
1)納豆はよくかき混ぜて塩、コショウ、粗みじん切りの大葉を加える(A)。
2)食パンに切れ目を入れてポケットを作り、Aを詰める。
3)フライパンにオリーブオイルを引き、フライ返しで押し付けながら中火で焼く。
たかはしけいこ
東京都出身。雑誌やPR誌などで主に食や健康をテーマに編集とライティングを手がける。ピラティスを始めて以来体調がよく、現在は仕事のかたわらインストラクター資格取得の修行中。