晩ごはんに迷ったらコレ!後藤さんの春巻き十八番レシピ/hal後藤さん

静岡・沼津で暮らしの道具の店『hal(ハル)』を営む後藤由紀子さん。50代ならではの装い、台所の工夫、人付き合いのコツなど、暮らしにまつわるさまざまなことを紹介した著書を多数出版しています。日々の生活から生まれるアイデアや気づきは素直で等身大。多くのファンの心をつかんでいます。そんな後藤さんの暮らしのエッセイをお届けします。

春巻きが好き。よく作っています

好きな食べ物は?と聞かれると、即座に応えるのは、餃子にシュウマイ、春巻き……。そう、何を隠そう私は皮に包まれた料理が好きなのです(笑)

手づくりの餃子やシュウマイのおいしさはお店のものとはまた違ったもの。でも、それなりに手間がかかるのが玉に瑕です。

春巻きも春雨や細切りの肉や野菜を包んだ本格的なものは下ごしらえや包む作業が大変ですが、生の具材を包んだものなら驚くほど簡単で、よく作っています。

我が家の定番は「ちくわ×豆苗×チーズ」、「むきえび×ヤングコーン×大葉」、「しいたけ×ゴルゴンゾーラチーズ×ナッツ」、「たけのこ×ジェノベーゼ―ソース」……などなど。

旬の食材や冷蔵庫にあるものなんでもおいしく作れます。にんじんしかない!というときでも大丈夫。にんじんしりしりを春巻きの皮で包んで揚げてもおいしいですよ。

ポイントは、なるべく短時間で揚がるように、火通りがよい食材を選んだり、細かくしたりするくらい。

包んだ状態で冷凍しておけば、時間がないときや、もう1品おかずが欲しいなというときにも重宝します。必要な数だけ揚げられるから、お弁当のおかずやお父さんのおつまみにももってこいですね。

 

 

「ツナ×塩昆布×オクラ」の組み合わせ。チーズやキムチ、漬け物類など、塩けやうまみの強い食材を入れるとアクセントになっておいしいです。

おかずにもおつまみにもなるのが春巻きのいいところ。断面もおいしそうに仕上がりました。

「ささみ×大葉×梅干し」の組み合わせはストックに。バットにのせてラップをかけて冷凍庫に入れ、凍ったらビニール袋に入れて保存します。

晩ごはんに迷った時は揚げ物一択

子どもたちが小さいころはもちろん、夫婦ふたりになっても揚げ物の登場が多い我が家です。

揚げ物は満足感が高く、肉や魚、野菜も揚げれば間違いなし。極論、なんでも揚げればおいしい!と思っています(笑)

我が家では春巻きのほかに、揚げびたしもよく作ります。揚げびたしは野菜もタンパク質も同時に摂れますし、時間をおくほどおいしくなるから、作り置きとしても優秀。
私は、前の日の晩ごはんの準備のときに揚げておき、ひと晩おいて翌日のおかずにすることも多いです。

揚げもので使用するのは小さめのフライパン。春巻きやから揚げなら少なめの油であげ焼きすれば十分です。使った油は(料理にもよりますが)オイルポットに戻して炒め物に使うことも。処分する際は固めるタイプものを使っています。

揚げ物をすることを面倒に感じたり、億劫になったりするかもしれませんが、少量の油でコンパクトにやれば、むしろ楽な調理法だと思いますよ。

これからの季節なら夏野菜たっぷりの揚げびたしに素麺を合わせるだけでもごちそう!
……と、書いているだけで、なんだかお腹が空いてきましたね(笑)。

 

 

揚げびたしは、しょうがを効かせたタレに漬けるのが好みです。具材ごとに分けると見た目もきれい。

下味をつけたささみに衣をつけて、野菜はなす、ズッキーニ、にんじん、かぼちゃ、ししとう。

友人でもある料理家の真藤舞衣子さんに教えてもらった絶品のフライドポテト。蒸したじゃがいもをいったん冷凍するのがポイントなのだそう。

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この記事の
プレミアムメンバー

後藤由紀子

静岡・沼津で器と雑貨の店『hal』を営む。近著に『雑貨と私』(サンクチュアリ・パブリッシング)。ママ向けオンラインコミュニティ「ママカレ」(小田急電鉄)で講師を務めるほか、YouTube「後藤由紀子と申します。」も好評。voicy:ささやき女将のごきげんRadioも2022年よりスタート。
http://hal2003.net
Instagram:@gotoyukikodesu@halnumazu

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