「実は収納が好きなんです」と話す荻原郁子さん。自宅は、世界各地から持ち帰ってきた魅力的な家具や雑貨がインテリアに調和し、アイテムは多くても整然としています。そんなセンスのよい収納のコツを探るべく、荻原郁子さんのクローゼットを見せていただきました。
荻原郁子/おぎわらいくこ
ハンドメイド靴などの革小物アーティスト。愛犬ジュジュをきっかけに、ikoyan for doggyにて可愛いレザーの首輪、ガーランドカラーを企画製作。
クローゼットはベッドルームの一面に。上の写真・右側には夫のクローゼットが続く。 シーズンの入れ替えもなく、服はここに収まるだけだそう。 ニットやカットソーは『MUJI』のチェストに。よく使う小物は手前のかごに。犬グッズもきれいになじんでいます。
「今の家は収納スペースが多いので楽をしていますが、狭い家でも狭いなりに工夫していました。また、スーツケースのパッキングも大好きです。出張先でスーツケースを開けた夫が、その美しさに惚れ惚れしたというエピソードもあるくらい。『限られたスペースにどうやって詰めて、いかに整然とさせるか?』を考えるのが楽しいんです。それが家の収納でも役立っているのかもしれませんね」
愛犬のジュジュと。シャツドレスはイギリスの『Toogood』。「『Toogood』はとても着やすくて、今いちばん愛用しています」
服はMATCHESFASHION.comなどの海外通販サイトで買うことが多いそう。ネックレスはアーツ&サイエンスで購入の<Judy Geib Plus Alpha > 。
選びやすさのために、同じ種類をまとめて、見えるように収納。
夫の仕事のため、長年の海外生活では引っ越しも多かった荻原さんは、「常に引っ越すときのことを考えながら収納し、暮らしていました」といいます。
そんな荻原さんの収納のコツは、「グループ分けして、どこに何があるか、見える収納」。クローゼットもアイテム別に並べて、すべてが一目瞭然。頻繁に使うものはラックやカゴなどに入れ、廊下や玄関など動線を考えた場所に、さりげなく配置しています。
見えても絵になる収納グッズで、素敵にディスプレー
写真/目黒智子、取材・文/黒澤弥生、再編集/久保田千晴